ブログの毎日更新を再開してから、この記事をもってまた連続100記事を迎えました。
ブログをやっている人ならお分かりかと思いますが、この3ヶ月ちょいを続けることってカンタンではないですよね。
1年間で9割は脱落するといわれるブログの世界に、2年目になっても残っていると、最初の頃には見えなかったものもいろいろと見えてきます。
これからブログをがんばっていこうと励んでいる人に、ちょっと気をつけてほしいことがあったので書いておきます。
先日、私宛に「ブログ記事の掲載依頼」という件でメッセージをいただきました。
結論として、私はこの依頼をお断りしました。
自分ならどう考えるか、みなさんにもいっしょに考えていただきたいです。
「掲載」と「転載」はぜんぜんちがう
「記事の掲載依頼」をされた人は、とあるアプリを運営されている人です。
私のブログを読んで、記事をアプリ内に掲載したいという内容でした。
すぐにアプリを調べると、誰もが自由にコラムを掲載できる形式のアプリ。
ブログやホームページのURLや、Twitterのアカウントも一緒に載せるので、新しい集客につながる、というメリットが書かれています。
でも、私はその掲載方法にちょっと疑問。
それは、アプリに直接ブログの全文を丸々転載して紹介する方法だったのです。
私が想像していた「掲載」って
このブログでもたまにすてきだと思ったブログを紹介する機会があります。
また、先日もあるサイトで、この「登録販売者の毎日」がおすすめブログとして紹介されているのを見つけて「うれし~」となったところ。
その方法って、いずれも「サイトのURLを載せて、自分の言葉でその記事やブログの魅力を伝える」方法をとっています。
そのブログを読んで、いいなと思って紹介するのです。
「このブログへの愛がみんなにも伝わりますように」という一心で、ブログを「掲載」し、紹介するものだと思っていました。
でもそのアプリはどうやらそうではないようでした……
「転載」はいわゆる「コピペ」
せっかく自分がせっせとがんばって書いた記事を、その人のコンテンツに丸々載せられてしまうのは「転載」であり、いわゆる「コピペ」なのではないでしょうか。
まだ私がそのアプリのためだけに書いた記事を「寄稿」するというお話なら考えられる内容です。
でも依頼されているのはすでにブログの中で発表している記事。
ブロガーのみなさんは、きっとお分かりだと思いますが……
ブログの記事ひとつ書きあげるのだって、一瞬の出来事ではありません。
日々のネタ探しから始まり、構成を考えて、文章を書く。
見出しや文字のレイアウトなど見た目も気にしつつ、誤字脱字や言い回しなどの推敲も忘れない。
そのブログ記事が、全選択されてコピーペーストされただけの状態でほかの人のコンテンツの一部となっていたら、どうお考えになりますか。
「重複コンテンツ」のリスク
また、今回は「アプリ内での記事転載」の依頼でしたが……
サイトを持っている場合であれば、Googleに「重複コンテンツ」としてみなされる可能性があります。
「重複コンテンツ」はカンタンにいうと……
「同じ内容の記事やページがちがうURLで複数存在している」こと。
これがあるとGoogleの評価が下がってしまい、検索にかからなくなるなどSEO的にも大問題です。
「サイトのURLやSNSのアカウントも記載するからアクセスアップにつながる」
という目先のメリットに気をとられて、今後多くの閲覧の機会をみすみす逃すことにつながりかねません。
みなさんはどちらがいいと考えるでしょうか。
ブログは自分で守れるところは守る
SNSでアプリのことを調べてみると、記事の掲載依頼を受けたことを喜び、快諾し、転載されたことを報告しアプリを紹介する初心者ブロガーのみなさんの投稿が見られます。
でも、ふと立ち止まって考えてみてください。
あなたの書いた記事が、あなたのブログに来なくても読めるんですよ。
あなたが一生懸命書いた記事を使って、自分のコンテンツとして利用する人がいたらどうですか。
あなたのブログが楽しみで、いつもブログにアクセスして読んでくれる人がいるとしたらどうですか。
その依頼を受けることがどういうことなのか、ちょっと考えてみてください。
毎日楽しくブログを書けることに感謝しています。
きょうもすてきな一日になりますように。