化粧品売場の前を通るとさっき仕事を終えたばかりのアルバイトさんが、ファンデーションを見比べて悩んでいる様子。
声をかけられたのでお話を聞いてみることに。
「私いつもちがうファンデーションを使っているんだけど……」
と、さされたのは大手化粧品メーカーの人気ブランドのパウダーファンデーションです。
目次
高いファンデーションを使い続けるのはもったいないか
なめらかで塗り心地もよく、日ごろから愛用しているというパウダーファンデーション。
決して不満があるという訳ではないという中、別のファンデーションに変えようかと悩んでいるという。
「このウイルスの流行で毎日マスクするでしょ」
「はい」
「でも、せっかく化粧していくのにずーっとマスクで、しかもファンデーション、全部マスクに付いて落ちちゃうじゃない」
「あ~、そうなんですよね」
このファンデーション、ドラッグストアに並ぶ中でもちょっといいお値段の商品です。
レフィルでもおひとつ数千円はします。
「それなのに毎日数千円もするファンデーションつけてくのってもったいないかなあと思って。こっち見たら、1000円くらいで保湿もできるファンデーションあるから、流行しているうちはこっちにしようかなって」
どう思う? とアルバイトさん。
この感染症の流行で、化粧品ってほんとうに売れなくなってしまいました……
せっかくきれいに仕上げても、全部マスクに付いちゃうし。
なんなら休みの日はノーメイクで過ごすことも多いです。
その時はアルバイトさんの意見に同意でした。
でも、家に帰ってからふと、こんなことに気がついたのです。
毎日のマスク着用で顔がかぶれてきたことを思い出す
実は私もいま、アルバイトさんが使っているブランドのリキッドファンデーションを使っているのです。
お値段はやっぱり数千円で、ちょっとお高め。
それ以前は、別のメーカーの1000円台くらいのBBクリームを使用していました。
ところが、ウイルスが流行してから毎日マスクをつけるように。
化粧がマスクに付いちゃうくらいなら、仕方ありません。
私は、マスクのかぶれが顔にできるようになっていました……
そんなにひどいものじゃないけれど、ほほを触るとなんだかざらざらしていや~な感じ。
化粧水をかかさずつけてもそれが続いていました。
高いファンデーションに変えて気づいたある変化
ちょうどBBクリームが切れそうになってきた頃。
今年、発売になったばかりのリキッドファンデーションが気になっていました。
マスク生活で口紅も買わない今、ここで奮発して買ってみようかしら。
そう思って購入し、今も使い続けているリキッドファンデ。
塗り心地なめらかでカバー力もばつぐん。
いいファンデーションだけど、毎日マスク姿の中使うのにはやっぱりちょっと高いかな。
なくなったらまた元のBBクリームにしようかどうか、と、私自身も迷っていたのです。
そして、アルバイトさんに相談された日の帰り、私は気づいたのです。
マスクによるかぶれが、全然なくなっているということに。
流行中だからこそ投資するべき美容アイテム
「毎日マスクだし、化粧に力を入れてもなんにも意味がないじゃん」
私もそう思っていました。
もちろん、ファンデーションだけが原因とはいいません。
最近では、休みの日は不織布でなくて布のマスクをするようにはしています。
でも、ファンデーションを変える以前も以後も、基礎化粧品などほかの美容アイテムに変わりはありません。
お風呂上りとお化粧前の保湿は変わらずしっかり行っていますし、手法も変えていません。
変えたことがあるとしたら、ファンデーション、それだけだったのです。
感染症の流行で、マスクで出歩くからと、一番予算を削ってはいけない化粧品。
それはもしかしたら、ファンデーションなのかもしれません。
化粧品が売れないご時世に化粧品を売るには
化粧品を今まで通りに売ろうと思っても
「どうせ外に出かけないしね」
「マスクに全部ついちゃうしね」
で終わってしまいますが……
「今」という状況。
お客様のニーズがどんなふうに傾いているのか。
お客様はどんなふうなお悩みを抱えているのか。
そういうことを自分の生活などに照らし合わせながら考えてみると……
いろいろと販促のヒントが出てくるかもしれませんね。
たいせつなのは過去でも未来でもなく「今!」な考え方。
あなたは今、どんな生活をしていますか~。
きょうも楽しくお仕事できることに感謝します。
元気にがんばっていきましょ~!