今月末に中国への返還が決まっていた、上野動物園のジャイアントパンダの仔「シャンシャン」
1才の誕生日のタイミングではじめてシャンシャンを見て以来、年に数回上野動物園を訪れては、その成長を見守り続けていた私。
シャンシャンの成長は私にとって楽しみだし、癒しだし、救いにもなりました。
感染症が流行し、上野動物園へ訪れることができないまま、返還期限は刻一刻と迫り……
シャンシャンにお別れの挨拶もできないと、ひそかに涙することもありました。
そんなシャンシャンですが……
来年5月までの返還延期が決まったという報道がされたのです。
やったー!
渡航困難による延期だそう
ジャイアントパンダの輸送には、専門のスタッフが同行する必要があります。
でも、新型ウイルス感染の影響で、日本と中国の専門家とも、渡航が困難。
中国までの同行が難しいと判断したようです。
同じように、王子動物園にいるジャイアントパンダの「タンタン」も、今年の中国返還が延期になっています。
中国への大移動は、ジャイアントパンダにも負担になることですから、慎重になるのは当然のことと感じます。
実は二度目の返還延期
とはいえ、上野動物園のシャンシャンは、実はこれで二度目の返還延期。
一度目の返還期限は、2歳の誕生日を迎えた昨年の6月。
でも、もっと日本でシャンシャンを見守りたいという声が多数あり、交渉の末、今年の12月までの返還延期となっていました。
新型ウイルスの影響があるとはいえ、一度すでに返還の延長をしているシャンシャンですから……
もしかしたら二度目はないかも、なんて個人的に思って泣いていました。
親パンダは5年延長
さらに、シャンシャンのお父さん「リーリー」とお母さんの「シンシン」も返還を5年の延長!
元々は来年の2月までの約束でした。
5年もいてくれるなんて、う、うれし〜。
リーリーとシンシンは、日本に来て9年と長いのですが……
慣れた日本で、このまま繁殖もできればいいという考えでしょうか。
私はシャンシャンと同じくらいシンシンのファンなので、これからもあのシンシンの食いしん坊っぷりが見られるのは嬉しいですね。
シャンシャンは日本にも中国にも貴重な財産
もちろん、シャンシャンはこれからお婿さんをもらったり繁殖をしたりするお年頃になりますから、研究を続ける中国にとっても貴重な存在です。
でも、これまでシャンシャンを育ててきた上野動物園のみなさんを思うと、シャンシャンの返還はまるで娘を送り出すような切ない思いを抱いていたはず。
この感染症流行の中でも、日本の東京でみんなを明るく癒してくれているシャンシャン。
シャンシャンはみんなの希望で、ほんとうに生まれてきてくれたことに感謝です……
まだまだ会えないけれど、上野動物園のSNSなどで配信されるその姿に日々救われています。
また会おうねシャンシャン
ということで、新型ウイルスが無事に収束することを願い……
5月までには、またシャンシャンに会えることを思いながら、毎日を過ごしたいと思います。
また会おうね、シャンシャン!
今日もすてきな1日になりますように。
元気にいってらっしゃい〜。