LINEスタンプを作るようになって、これまで4回のリリースを経験してきました。
先日リリースした「夏のお嬢たち」スタンプの記事はコチラ
最初は、紙にサインペンとコピックを使って描いた原画をスキャンして画像化したものでしたが……
3回目の作成からは、完全にiPadで「アイビスペイント」というアプリを使って作成しています。
探り探りで行っていたこの作業も、だいぶ慣れたものとなりました。
スタンプの画像は一度承認されると、もう修正することができません。
いざリリースされると「もっとこうすればよかったな」と思うことも出てきます。
そこで今回は、LINEスタンプを販売するときに「個人的に気をつけたほうがいい」と思うことをまとめてみました。
これから作ってみようかなと思う人はぜひ参考にしてみてください。
文字は太く大きくふちどりも忘れずはっきりと
はじめてのLINEスタンプ作成はイラストに注力しがちになりますが、コメント文字にも気を使ってあげるべきです。
文字が小さいと年配の人には「細かくて見えない」と言われることもあります。
それから、このブログの背景は白なので、書いてある文字がなんなのかがわかりますが……
背景が黒いプレビュー画面で見ると、文字がつぶれてしまって読みにくいのです。
いま、自分が何て言っているスタンプを選択しているのかがわからないと、使えないですよね。
ということで、文字はなるべく大きく、線も太く、はっきりと書くほうがいいです。
これだけ文字をはっきり書いても、イラストの表現にも影響はありません。
それから、白いふちどりも忘れずに入れること。
カンタンな方法としては、文字を書いたレイヤーの下に、違うレイヤーを重ねて……
そこに元の文字よりもひと回り太い線で文字をなぞると、こんなふうにふちどり文字ができあがります。
10pxの余白だけを意識して目いっぱい描きあげる
「アイビスペイント」にはLINEスタンプの規定となるサイズのキャンバスが、デフォルトで選べるようになっています。
このキャンバスいっぱいにスタンプを描いていきたいところですが……
規定では「上下左右に10pxの余白を空けること」としています。
これを守らないと、場合によっては「リジェクト」の対象となり、承認されないことも。
でも……「10pxって、ぶっちゃけどれだけ空ければいいのかわかんない」という人もいるかもしれません。
そんな人のために、一目でわかる「10pxの余白の取り方」を説明します。
まず、キャンバスにレイヤーを一枚上に重ねてください。
ブラシで「ペン(ソフト)」を選び、太さを「10.0」に合わせます。
これが10pxの太さです。
画面の右上にある「指のマーク」をタップ。
「描画ツール」で、四角いところを選んで、閉じましょう。
再び「ブラシ」で、キャンバスの左上角にペンを置き、そのまま右下角めがけて引っ張ります。
すると、10pxのブラシで描いた四角が描かれます。
つまり、この四角の中におさまるように、目一杯イラストを描けば、自然と「上下左右10px余白の空いたイラスト」が完成するのです。
イラストを保存するときは、四角を非表示にすればオーケーです。
スタンプの並び順にも気をつかってから申請する
最初に書いたように、LINEスタンプは一度承認されると、画像の修正はできません。
それは、ショップ画面に表示されるスタンプの並び順も同様です。
この並び順も自分で決めた上で申請します
なので、より購入した人にとって選びやすく、使いたくなる並び順にしないとなりません。
どこにどんなスタンプがあるのか、想定できたほうがいいということですね。
よくある並び順としては……
- 上にあるものほど日常的に使いやすい汎用性のあるスタンプを並べている
- 同じような種類、対義になっているような種類、などは続けて並べている
などですね。
どこにどんなスタンプが表示されるかも意識して組んだほうがたくさん使ってもらえるかも。
ルールはいろいろあるけど気軽に申請できます
もはやけっこう誰でも作って販売できるこのLINEスタンプ。
副業としては「儲からない」と有名な作業ですが……
自分で描いたものがLINEのトーク上に載って会話を盛り上げるってけっこう楽しいですよ。
私も個人的にオリジナルで作ってみたいな〜と思いつつ……
一番大変なのはアイデアを考えることだったり……
ということで、今日も元気にいってらっしゃい〜。