私が使っている読書アプリ「ブクログ」には……
「ブックリスト」という機能があります。
読書管理ブクログ - 本棚/読書記録
Booklog,Inc.無料posted withアプリーチ
たまに、運営の方でテーマが決められて、そのテーマに沿ったリストをみんなで作って楽しんでいます。
いま、盛り上がっているテーマは「#何度も読みたい本」
ブクログでは3冊までしか紹介できませんが……
このブログを使って、今回は私の厳選5冊を紹介したいと思います。
目次
何度でも読み返せる名著5選はコレだ!
このブログでも何度か言及していますが……
私は本を読む速度の遅い「遅読家」なので、新しく読みたい本が次々と詰まってきてたいへん〜。
しかも、せっかく読み始めた本も、結局最後まで読み切らないことも多い!
そんな私が、
- 最後まで読み切ったことがあり
- 且つ何度も読み返したことのある本
が、5冊もあったのです!
それがこちら〜。
- 「夏の庭」湯本香樹実
- 「葡萄が目にしみる」林真理子
- 「売れる! 楽しい! 「手書きPOP」のつくり方」増澤美沙緒
- 「現場で使える薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖 わかる! 選べる! 漢方薬163」杉山卓也
- 「OTC医薬品の比較と使い分け」児島悠史
「夏の庭」湯本香樹実
人の「死」に興味を持った3人の小学生の男の子が、町の外れにひとりで暮らす老人が死ぬときを目撃するために観察を始めるお話です。
はじめは本当に、老人を遠巻きに見るだけだったのが……
ターゲットであるおじいさんも、子どもたちを意識します。
生きる屍のようだったおじいさんは、ふしぎと元気になり、少年たちとの間にも「友情」のような関係が芽生えます。
この本に出会ったのは中学生くらいの頃。
そのときは一度読んだきりでした。
次に読んだのは高校に上がったとき。
放送部の朗読の大会の課題として与えられたのが、この「夏の庭」でした。
何度も読み返し、情景や心情を思い描き、自分の声にのせて表現した、あの頃……
今でも、自分が読んだその場面を開いては、物語の中の彼らを思っています。
「葡萄が目にしみる」林真理子
「この人は、なんで私が考えていることをこんなに鮮明に描けているんだろう!」
と、高校時代の私は、この本に衝撃を受けて、何度も読み返していました。
地方の進学校に通う「乃里子」の青春を描いていますが……
乃里子に共感したのは、単に葡萄の町の進学校に通っているからでも、放送部に入部して深夜ラジオにハマっているからでもありません。
圧倒的な「自意識」
ぱっとしない自分自身を思わざるをえないのに、ひょっとしたら相手の意識の中にも自分自身はいい位置にいるんじゃないかとなぜか思う。
夢見がちなただのさえない女子高生のそんな乃里子が、自分と似ていすぎて、嫌いで、でも寄り添いたくて読み耽る、そんな本でした。
林真理子氏の「自意識」の表現を目の当たりにした本です。
大学時代には卒業制作の副論文の参考文献にもしています。
「売れる! 楽しい! 「手書きPOP」のつくり方」増澤美沙緒
趣味・仕事問わず、この本以上に何度も開いている本はあるだろうか、と思うくらい何度も読んでいる本です。
「POPを書く」ことにとどまらず、お店で働くということ、商品を売るということ、たのしく働くことに対してのヒントを、常にこの本からもらっているような気がします。
本の中身は「手書きPOP」を書くにあたってのノウハウが、事例もりもりで掲載されています。
読んでいるだけで「私もこんなPOPが書いてみたい!」と、やる気に満ちあふれてきます。
実際にPOPを書く場面になって「こういうことを伝えるにはどうすればいいかな〜」と思ったときでも……
さっと開いて、ほしい答えが「パッ」とみつかる、そんな本です。
「現場で使える薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖 わかる! 選べる! 漢方薬163」杉山卓也
薬剤師・登録販売者にあてた「現場で使える」本シリーズの漢方薬版。
「薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖」のシリーズ2冊目です。
「漢方相談便利帖」は現在3種類の本が出版されていますが……
私はこの「わかる! 選べる! 漢方薬163」をとくに愛用しています。
- 本格的な専門書はむずかしくてハードルが高いし
- たくさんある漢方薬の中でもよく使うものから覚えたい
- しかも調べたいお薬をぱっと開いてさっと理解できるもの!
そんな私にやさしい専門書が、この本でした。
頭からお尻まで順番に読んでいくというよりも、必要なページを都度開いて読む読み方で頻回使用しています。
「OTC医薬品の比較と使い分け」児島悠史
たくさんの文献をもとにまとめられた、OTC医薬品に関する専門書です。
このブログでも何度となく紹介させていただいています。
一度、頭からお尻までし〜っかり読んでください。
途中の「こぼれ話」でさえも、こぼしたくないほどに、大切な知識が満載です。
頭から読み進めながらも、日々の接客で生まれる疑問を、辞書のようにひきながら解決できます。
現場に立って長い資格者も、これから知識を広げたい新人も、誰もが読み返すべき本だと思っています。
何度も読み返したくなる、そんな本にたくさん出会いたい
本はいつでも私の中の知識を、世界を広げてくれました。
もっといろんな本に出会って、衝撃を受けて、いつでも帰れるような、そんな存在を作りたいですね。
それでは今日も元気にいってらっしゃい〜!