仲宗根 恵先生の本を読んで、目からうろこだった私が早速取り組んだ勉強方法が接客ノートによる記録でした。
薬局時代に書いていたこのノートは今でも毎日かばんの中に忍ばせていて、たまに読み返したりしています。
ドラッグストアに勤めだしてからはノートをつけることはしなくなってしまいましたが……今ではこのブログが、辞書のようになってくれればいいなと思っています。

どんなささいなやり取りでもどんどん書き込んでみること。
次に似たような症状のお客様が来たら「あ、そういえばあの時こうだったな……」と、自然に思い返せるようなノートの取り方を心掛けるのがみそです。
とくに、うまくいかなかった接客ほど、しっかりじっくり書くのがいいです。
なんでうまくいかなかったのか、どうしたらよかったのか、までまとめることでこのノートが活きるんですよ~。
私はノートをとるときに、見開き二ページでひとつの接客について書くと決めました。
左のページに実際のやりとりで聞き出したこと、その結果を主に書きます。
それを踏まえて右ページにあとから補足する情報などを書いていました。
たとえば……
- 他にどんなことを聞けば商品選択のヒントになったのか
- 選んだお薬とは別の商品や成分との比較
- 似ている症状のちがいと見分け方
- くすり以外での解決方法、養生法など
- その場で答えられなかったお客様からの疑問に対する答え
- 自分以外の資格者が選んだ選択肢とその理由
- 自分以外の資格者からのアドバイス
- 後日同じお客様が来られた時に確認したこと
などなど、書けることは山ほどあります!
でもページが限られているので、わかりやすく簡潔に大切なところだけまとめます。
ここがけっこうポイントです。
まとめるときにわかりやすさを意識していた方が、実際にお客様に説明するときにも影響するような気がしませんか。
自分でよく理解できていないことが口からすらすら説明はできないですよね。
そのノートを見た時に自分だけじゃなくて他人が見てもわかってもらえる自信のあるノートを作るべきだと思うのです。
そう考えると人の目を意識して文章をまとめている点でブログもおんなじだなあ~。
これからもわかりやすい文章めざして更新します!
こんな感じで、接客ノートをまとめると
- 実際の自分の接客を見える化することで弱点がわかり対策を練ることができる
- 限られたスペースで情報をまとめることで自然とわかりやすい説明力をつけることができる
というメリットがあります。
やらないなんてもったいない~! ですよ!
それから自分が勤務する時間にいっしょに働く先輩登録販売者や薬剤師がいるのなら仕事の話をしない手はありません。
わからないことはどんどん聞いた方が絶対絶対絶対お得です。
後輩がまじめな話をしてくれば先輩はきっとまじめに答えてくれますし、答えられない先輩は反面教師にすればいいだけなので、聞くだけはタダですからその知識を積極的に拝借しましょう。
それにしても薬局時代の先輩方にはたいへんお世話になりました。
あの職場環境あってこその今だと思っています。
感謝です。
さあ、今日まで3本分、新人登録販売者さんのために研修中の間にやっておいた方がいいことをまとめさせていただきました。
やるかやらないかはご本人次第ですが、控えめに言ってやっておいた方が絶対いいです。
立派な資格者になるために、お互いにがんばっていきましょう!
それでは今日も元気にいってらっしゃい~。