ブログをそこそこ書いていると、いろんなところで「文章術」なるものを紹介している媒体に出会います。
「曖昧な表現は使わず言い切りのカタチで締める」とか
「全体的に白黒すぎる見た目の文章はNG」とか……
いろんな文章の書き方をレクチャーしている人がいます。
私もそうした情報を参考程度にして文章を書いてきました。
あまり鵜呑みにして書かなかったのは、そういう教えをガチガチに守ると、みんな同じような文章に見えると思ったからです。
しかし実際に、こうした文章術の教えでも共感できることはたくさんあります。
中でも私が強く思うのは「情報を詰め込みすぎない」という点です。
これは人によっては「一文を短く簡潔に書く」とか「箇条書きにして書く」とかに言い換えているところもありますが……
基本的には、この「情報を詰め込みすぎない」というところにかえってくるものだと思っています。
そこで今回は、私が思う「情報過多」な文章というのは、どんなものかについて書いてみたいと思います。
目次
よくある詰め込みすぎな文章たち
これはブログに限らず、仕事の伝達用のメモや手書きポップを書いている時にも思うこと。
情報がたくさんありすぎると、頭がそれを受け付けなくなる感覚がよくわかります。
でも、私もけっこうやりがちなんですよね……
自戒の念を込めて、どんな文章が避けたくなるのか、その文章は何を詰め込んでいるのかを書いてみます。
文字の情報の詰め込みすぎ
実際に私が仕事でやった情報過多なメモ書き
- 文章が長い
- 項目が多い
- 漢字が多い
- 寄道が多い
などなど……
とにかく、伝えたいことが多すぎて文字の量もいっぱい〜。
という文章って、やっぱり避けてしまいます。
ぶっちゃけ、目次を開いて「大見出し」がズラ〜って十何個も連なっているブログは、その時点で閉じていることがあります。
たとえその先にどんないいことが書いてあるかもしれなくても、です。
お店のPOPも、ずらずら商品の説明が細かい字で書かれているものよりも、お客様の足を止めるのは、たったひとつの短いキャッチコピーだったりします。
ブログを「読む」人はいない、という人をよく見かけますが、これは半分ちがうと思いつつも、やっぱり半分はあっている気がします。
ほしい情報にたどり着く道のりが長そうだったら、諦めちゃう人もいるはずですよね。
色の情報の詰め込みすぎ
私は「白黒すぎる文章はNG」という意見を、あんまり信じていなくて……
むしろ「カラフル」な文章って、あんまり魅力を感じないんですよね。
学生時代の教科書を思い出してみてください。
あれもこれも大切なことだと思って、文章にたくさんマーカーを引きました。
いざ、テスト勉強をするときになってびっくり。
教科書全体が、自分の引いたマーカーだらけで、どこが一番大切なのかぜんぜんわからない〜!
なんて思い出がある人もいるのではないでしょうか。
白黒の中にいくつかカラーの場所があるのは、わかりやすいんですが……
あまりにも色で溢れすぎている文章は、読んでいるだけで疲れてしまって読みにくい原因です。
読みにくい文章は「伝えたいこと」がはっきりしない
そう、けっきょく読みにくい文章というのは……
「情報がたくさんありすぎて、つまりイチバン何が言いたいのかがわからない」文章ではないでしょうか。
私もまだまだ情報過多になりがちなときがあります。
読み返しては書き直すを繰り返す身ではありますが……
「読まれる」ブログを目指して書いてきて、どんな文章が「読みやすい」のかを考えました。
その結果、こういう考えに至っています。
- 伝えたいことはひとつに絞る
- 情報に「余白」を残すイメージ
- 基本は白黒でも伝わる文章はある
伝えたいことはひとつに絞る
ブログだったらひとつの結論。
商品POPだったらひとつの魅力。
それを先に決めて、あとはそこに紐づく最低限のコメントを残すつもりで書く。
それ以外のことは、どんなにその商品やお題について関係することでも「一切書かない」と決めます。
伝えたい結論や魅力。
まず、そこがぼやけていると削減できる情報が見えてきません。
情報に「余白」を残すイメージ
たとえばPOPだったら一枚の紙の広さの中に、ぎゅうぎゅうに文字を書くのは「情報過多」だとすぐにわかります。
上下左右にある程度の「余白」をつけて、最小限の文章で書くのがちょうどいいですよね。
「余白」はこうした物理的な意味もありますが……
POPを読んだ人に「もっとこの商品を知りたい」「試しに使ってみたい」と思わせる、心の余白づくりを意識するとなおよし。
行動力を失わさせない量の情報って大切です。
問題なのは「ブログ」で……
こうして文章を書き始めると、限りなく書けるところが、情報量の感覚を麻痺させる原因かもしれません。
結論はひとつだけ。
それに紐づく内容を数通り、最小限だけ用意することを意識しなければと思います。
基本は白黒でも伝わる文章はある
文章は白黒だったら読まれない、はちがうと思います。
だって、小説を読む人は内容が面白ければ、息をするのを忘れるくらい読み耽ることもあるでしょう。
私はブログもPOPも、文章は基本「黒」で書きます。
強調したいことはたまにアンダーラインなどを使って、色も統一。
赤を使ったり青を使ったりとバラバラでカラフルな色使いはしません。
ブロガーとして、内容で読まれるような文章をめざしてがんばりたいと思います!
言いたいことは簡潔に余裕のある文章をめざしましょ
めざすは文章のシェイプアップ!
伝えたいことがたくさんありすぎて……
- だらだらと長い文章
- あちこちカラフルな文章
になりがちですが、こういう文章は、なんだか「とにかく伝えなきゃ!」という書き手の余裕がないようにも見えます。
今日はこれが言いたいです。
大切なところはこことここです。
というスッキリとした触れやすい文章が書けるように、研究していきたいですね。
たのしくブログが書けることに感謝します。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!