多くのドラッグストアは、棚替えの季節を迎えていると思います。
売場のあちこちで、冬商材が消え、夏の商材が新しく入れられていることでしょう。
その中でも、この日は日焼け止めコーナーが作られている様子を見て、いよいよ夏だなと感じていました。
多くのメーカーから出されるたくさんの日焼け止め。
みなさんは何を基準に選ばれていますか。
つけ心地などの使用感で選ばれる人もいれば、敏感肌にも使えるやさしいものとか、より強力な効果が得られるものなど様々だと思います。
日焼け止めの効果で選ぶ基準ともなる「PA」「SPF」という指数もあります。
これは一体何を示しているものなのか。
私もついごちゃごちゃしてしまうので、今日はそれをまとめたいと思います。
目次
「PA」と「SPF」のちがい
「PA」と「SPF」は、それぞれ種類のちがう紫外線を防ぐ強さの指数になります。
この指数の違いを知っておくことで、自分の肌悩みや生活習慣に合わせた、ぴったりの日焼け止めを選ぶ基準になります。
「PA」とは
「PA」は、肌の弾力を失わせることで、しわやたるみの原因になる「UVA」という紫外線から守る指数を表します。
「+」で示されている指数がそれです。
「+」の数は四段階あって、数が多いほど強力です。
UVAは地表に降り注ぐ紫外線の9割を占める紫外線で、一日中降り注ぎます。
屋内にも侵入してきますので、建物の中にいることが多い人でも気をつけなければならないかもしれません。
「SPF」とは
「SPF」は、肌に赤みや炎症を起こさせることで、シミやそばかすの原因になる「UVB」という紫外線から守る指数を表します。
SPF〇〇という、〇〇の数字が指数になります。
これは数字が大きいほど日焼けする時間を遅らせられる目安になるのです。
個人差はありますが、SPF1で、紫外線が当たりだしてから日焼けするまで大体15分遅らせられるとします。
SPF50だと、およそ12時間半程度。
SPF30だと、およそ7時間半程度遅らせられることになります。
外へ出ている時間が短い人はSPF50の日焼け止めをわざわざ選ばなくてもSPF30くらいで十分紫外線を防げることがわかります。
日焼け止めは塗り方も肝心
それでも「PA」や「SPF」はあくまで目安なので、信じすぎてはいけません。
自分に合った日焼け止めを選んだら、塗り方にも気をつけるべきなのです。
全身の日焼けしそうな場所にまんべんなく塗る
顔や腕などは気をつけますが、意外に肩や、耳の裏などうっかり日に焼けてしまう箇所がありますので注意です。
頭皮にはスプレータイプの日焼け止めで対応できます。
紫外線をカットするリップクリームで、皮膚の薄い唇への対策もばっちりです。
結局はこまめに塗りなおすことが大切
水や汗で日焼け止めが落ちてしまうこともあります。
何かがこすれれば、その刺激で日焼け止めが取れることもあります。
つまり日焼け止めは一度塗れば絶対ではありません。
2~3時間おきにこまめに塗りなおすことで、効果の持続が期待できるとされています。
自分にぴったりの日焼け止めを探しましょう
日焼け止めの種類は本当に多いので、質感なども含めると、本当にたったひとつを探し当てるのは一苦労ですね。
でも、今回「PA」「SPF」のちがいを理解したことで、何か基準が定まって選ぶことができればいいかなと思います。
今日も元気にいってらっしゃい~。