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手書きPOP

私がPOPに書かない言葉! 使わなくても商品の魅力が伝わる方法は?

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POPに書いてはいけない文言て何があるの。
と、聞かれることがよくあるのですが……

正直私も把握しきれていない部分でもあります。

本社の指示で「このPOPを外してください」とでたタイミングがある意味チャンス。
それってだいたいPOPの表現に法律的なNGがあるものの場合が多いからです。

正直、外される指示をもらって「だろうね」と思う表現もあるし……
「え〜っ、ダメだったんだ〜」と感じることもありました。

すべてを把握しているわけではありませんが……
今日は私の中で「これはNGだろう」と思って書いてこなかった表現をご紹介します。

また、それらの表現を使わずに、どんなことをPOPに落とし込めばいいのか。
その考え方にも触れたいと思います。

私がPOPに書かない4つの表現

私が商品のPOPを書くにあたって……
まあ、ここに触れないほうがいいだろうなと思ってあえて書かないことはあります。

これに限ることではありませんが、今回は大きく分けて4つをご紹介します。

嘘大袈裟表現

当たり前ですが、その商品に対して事実にないこと、根拠にないことは書きません。

国産じゃないのに「国産です」と書いたり……
化粧品なのに「医薬品です」と書いたり……

そんなことするわけないじゃんと思うかもしれませんけどね。
商品を少しでもよく見せたいと思ってついちゃう嘘ってあるらしいんですよね。

掃除機でご飯が炊けます! みたいな感じですかね……

最上級表現

「ナンバーワン」「第1位」「最高」「最小」「日本一」

こういう表現は根拠がないのでやりません。
事実であってもちゃんと証明できるものと一緒に載せないと書けません。

でもね、私これを逆手に取ったであろうお店を知っているんです……
それは「世界で2番めにおいしいメロンパンアイス」です……

誰も何も言えないネーミングですよね。
1番は、師匠が作ったメロンパンアイスなんですって。

絶対的表現

「絶対」「完全」「永久」とか……

この世に絶対なんてないんだよ! と思う表現は書きません。
だから「崩れにくい」「落ちづらい」とか、ちょっとぼやかしめの表現を使いますよね。

どんなにメーカーがアピールしているポイントでも、言い切ることはしないです。

効能効果表現

とくに「化粧品」「健康食品」に、効能効果を思わせる表現はしません。
「治療」的表現はもちろん「予防」表現も書かない方がいいでしょう。

また、医薬品の紹介だったとしても、実際に商品に記載のある効能効果以外に言及するのはやめたほうがいいです。
あと「治る」「効く」って言葉も極力使わないようにしています。

この間私が「そうなんだ〜」と思った表現のひとつが「若々しい」という言葉。

「若々しくありたいあなたへ!」とか……
これも法律でNGの表現なんですね〜。

食品に対して「元気」「疲れ」などの言葉を使うのも避けた方がいい表現です。
けっこう使っちゃいがちなちょっとした言葉が「効果効能」的表現に含まれるんですよね。

これなら書ける! 商品の魅力を伝えるPOPとは

「効能効果が書けなかったら何も伝えられることがないじゃん」

という声が聞こえてきそうですが……
私はそんなことはないかな〜と思っています。

これら「書かない言葉」を決めた上で何を書くか。
私としては、抜け道にはふた通りあると考えています。

その商品がある生活を思い描かせる

たとえば、先ほどの「若々しくありたい人」にアピールしたい商品に……
「若々しい」という若返りを示唆する言葉を使わずに表現するとしたら。

こんなのはどうでしょう。

「え? 来月、同窓会?」

これだけをキャッチコピーにして……
「なんとかしたいと思った人ははじめてます」みたいな説明文。

要は、誰かと比べたときに、若く見られたいっていうことですし、対象として同級生は挙げやすいですよね。

こんな感じで、その人の生活の中に商品があることで豊かになるのを想像させればいいんです。

そのために、日常の中のイベントや習慣を切り取るのは、イメージしやすい例かもしれません。

あえて効能効果以外の魅力を見つけてみる

もうひとつは、あえて効能効果から外れて商品を見てみることです。

なんでもいいです。
パッケージのデザインとかに触れてもいいし。
その食品を使ったレシピを紹介するとかでもいいし。
化粧品だったらそのアイテムを使ったメイク方法を書くのもありかも。

やっぱりここでも通じるのは「誰がどんなシチュエーションで」商品を使っているのか。
そこをはっきりさせてくると、見えてくる側面も変わってくるかもしれませんね。

ギリギリのラインを攻めるばかりではない

学生時代の校則じゃありませんが……
なにかルールを決められると、そこにないギリギリのラインを攻めるような「抜け道」的考えが浮かびがちです。

何度か手書きポップと薬機法について触れてきたこともあります。
そのときから変わらない考えが「表現に中立はありえない」

必ず人の目線を通したものしか、私たちは表に出せません。
誰にも寄り添わない広告表現なんて、誰にも響かないですよね。

日頃の販促もそうですが、私たちは商品の効能効果だけでなく……
その先にいる「誰か」を意識しなければ商品は売れません。

そう考えて、視点を変えてみると、ちょっとだけ考える幅が広がるような気がします。

ルールに踊らされるのではなく、上手に渡り歩いていけるといいですね。

今日はここまでです。
すてきな1日になりますように〜!

-手書きPOP

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