学生時代のアルバイトから、フリーター時代も合わせて……
わりと好きで接客業を選んできている私。
さぞ、接客上手かと思われるでしょうが……
年月ばかり喰って、なかなか上達してるように感じない部分を思ってしまうこともあります。
もっとこうなれたらいいのにな、と思うスキルのひとつが「機転」
これが身につかないことによって……
幾度も売上やお客様満足度に繋げられない場面を作ってきてしまいました。
目次
商品がないときに「ない」と答えるもったいなさ
エピソードを挙げればキリがないのですが……
書ける範囲の内容でいけば、つい最近のこと。
シャンプー売場の棚替えをしていました。
入荷がまだ先の新商品もあったりして、旧品で埋めつつ、指示に沿って棚を作ります。
ひとりのお客様が空っぽになった棚を見て……
「ここに並んでいないものは、ないということでしょうか」
と尋ねられました。
見ると、棚には１０月入荷予定の商品の棚札がささっていました。
「そうですね、現行品は売り切れ次第終了で、１０月にリニューアルした商品が入ってきます」
と、私は答えました。
そうですか、とお客様。
その棚から離れていきました。
おすすめ商品をご紹介するチャンスも逃してしまう
お客様は、別の棚のシャンプーを物色しだしていました。
私は「きっと、なんでもいいわけではなかっただろうに」と思っていましたが……
声をかけることをしませんでした。
でも、しばらくして「あ、おすすめ品をご紹介すればよかったんだ！」ということに気がつきました。
私の会社ではいま、全体で推しているシャンプーがあります。
品質がいい商品ですが、今までにない特徴ということと、高価格帯なこともあり……
直接お客様に商品のよさを説明しないと、伝わりにくいこともありました。
今回のお客様が購入されたかった商品は……
高価格帯に近く、こだわりのある人が選ばれそうなイメージのシャンプーでした。
もしかしたら興味を持ってもらえたかもしれない。
そう思って、声をかけようとした時にはもう、適当なアイテムをカゴに入れ立ち去ってしまっていました……
けっきょくいかにその場で状況を理解して気づけるか
あとから「あのときこうしていればよかった！」と思うことはたくさんあるんです。
冷静に考えたら、こうすればもっとお客様のご希望に沿えていたな、とか……
でも、それを、その場ですぐに判断し、行動に移すことがなかなかできません。
そういう場面に遭遇するたび「接客向いてないな」と落ち込みます……
もっとお客様が、来店し、そのアイテムを求めている背景を考えることができたり……
目の前の状況を理解して気づけるスピードを、上げられればいいのになって思います。
私は「気の利く」店員であり、人間になりたいのだと思う
小さい頃から「気が利かない」と言われてきたほうの人間な私。
ふだんは気が利かなくても、店員として、仕事とすれば、きっといつかは……
そんな考えを持っていたのかもしれません。
機転を効かせ、気が利く店員になるためにも、そんな「人間」になりたい。
今の会社に入って、この秋でもうすぐ７年目になろうとしていますが……
まだまだ伸びしろしかない、と思って、頑張りたいと思います。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜！