「手書きポップといえば!」
と聞かれて、思い浮かぶ「お店」ってありますよね。
これらのお店のPOPというのはすでに「ブランド化」されているようなもので……
ここのPOPといえばやっぱりこのデザインだね、というイメージができあがっています。
そこで、地方のドラッグストアでしがないPOPライターを務める私が……
あの有名店の特徴をざっくり捉えながらPOPを書いてみました。
目次
私が思う手書きポップ三銃士はこの店だ!
私の中で「手書きポップといえば」で思い浮かぶお店は……
少なくとも3社はあがってくるのですが、どうでしょう。
- ヴィレッジヴァンガード
- ドン・キホーテ
- タワーレコード
はい、この3つです。
どの会社のPOPもそれぞれに特徴があって……
でもいつ見ても新しいと思わせる魅力的なPOPたちです。
これを、まったく外部の人間がぱっと見で
「だいたいこんな感じでしょ」
的に書くとこうなります。
ヴィレッジヴァンガード:この色で書けばそれっぽくなる
ヴィレヴァンの手書きポップのいいところって……
全然商品のこと説明してないところだな〜て思ってるんです。
短い文章で最低限のことを書いてあとはお客さんの想像に任せる。
そういう力が圧倒的に強いのがヴィレヴァン店員さんのPOPです。
だから、意外に書式とか書体も自由な感じのヴィレヴァンですが……
視覚的なイメージというのも、できあがっていたりします。
- 紙 黄色
- 枠 濃い灰色
- キャッチコピー 青地に黒枠
- アンダーライン 赤
はい、この配色で作成するだけで「ヴィレヴァンっぽい」POPができます。
見た目の真似はけっこうカンタン。
ドラッグストアのPOPが、こういう雑貨屋的だったらかわいいな〜。
と、よく思う私。
けっこうヴィレヴァンのPOPのあり方は好きで意識することも多いです。
ドン・キホーテ:ぷっくりかわいいつやつやのドンキ文字
食品から雑貨、医薬品も取り扱うお店もあるし……
近年のドラッグストアとドン・キホーテの形態って似ているでしょうか。
そういうのもあるからなのか、けっこう会社でも
「ドンキっぽいPOP」と依頼されることが多いです。
ドンキのPOPの特徴はなんといってもあの「ドンキ文字」
社員の人は最初の研修でドンキ文字を習得されるとか聞いたこともあります。
あの文字って本当に特徴的だけど、完璧に真似したくてもなんかできない……
なので、私が会社で「ドンキっぽいPOP」を依頼されたら
「とりあえずキャッチコピーはぷっくり大きく書いて、文字に影か光をつける」
ことで乗り切っています。
タワーレコード:キャッチコピーより愛ある説明文が主役
山梨ってタワレコないんですけど、あのPOPが書けることは本当にずっと憧れです。
POPを書く人なら一度は教えられたことがあるかもしれませんが……
お客さんは「POPを読みに」お店に来ているわけではないって言われますよね。
けど、タワレコのPOPからはアーティストや楽曲に対する「愛」が……
あの1枚に全面から溢れ出ているじゃありませんか。
ぶっちゃけタワレコに来てどれだけのお客さんがあのPOPを読んで帰ってるかは知りません。
でももし、自分の好きなアーティストが、あんな熱意込めて紹介されていたとしたら……
やっぱりうれしいだろうなって思います。
きっと音楽を売るお店だから成立するカタチなのかもしれませんが……
自分の好きな商品を熱量込めて紹介するPOPがあってもいいですよね。
店の特徴を持ちながら個性的ってすごいと思う
くり返しになるんですが、やっぱり「ぱっ」と見てこのお店のPOPだってわかるのに……
どれをとっても同じPOPがなく、みんな個性的なのってすごいなと思うんです。
お店に来た人をわくわくさせて……
商品のある生活を想像してわくわくする。
そういう売場作りができたらいいなあ〜。
今日はここまで。
すてきな1日になりますように!