今の会社に入社する前、調剤薬局で事務兼販売員として働いていた私。
その会社が営む薬局では、調剤だけではなく市販薬や雑貨なども販売していました。
せっかく並べている商品だから少しでも売れてほしい!
そう思って手書きPOP作成にいそしむ私。
本を読んだりしながら一生懸命勉強して売場に作ったPOPをせっせと貼る日々。
どことなく売場も華やかに見えだしました。
ところが、薬局にやってくる人たちを調剤室から眺めていたとき、あることに気づいて私は悩みました。
お客様が売場を見ていない!
調剤薬局に来る人ってどんな人なのか
同じような形態の薬局でお勤めの人はきっとわかっていただけるかもしれません。
そもそも調剤薬局に見えるお客様というのは、処方箋をお持ちの患者様が大多数。
私も市販薬の接客をするのは、月に数件です。
お客様の来店されてからの行動パターンを見ていました。
- もらった処方箋を受付に出す
- くすりができるまで椅子に座って待つ
- 名前を呼ばれて薬剤師の先生の説明を聞く
- 会計をして帰る
おわかりだろうか……
お客様は売場なんかちっとも見ないで帰ることができるのです!
「来店されたお客様にお買い物してもらいたい」
「お店にある商品をお客様に伝えるのにはどうしたらいいんだろう」
そう考えた結果、ある方法を思いついたので、今日は特別に教えちゃいます!
これをすると、なんと!
お客様にお店の中を歩いていただかなくてもお店の商品をご紹介できるのです!
待合席に〇〇を置いた
その方法は、お客様が座ってお薬を待つ椅子の上に、あるものをつくって置いておくこと!
それは……
手作りのおすすめ商品集です!
こんな感じで、カテゴリごとに商品の魅力を書いたチラシをつくって、よく喫茶店にあるようなメニューブックに入れて椅子の上にポンっと置いておくだけ。
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そうそう、まさにこういうやつ!
これをするだけでお客様にどんな商品が置いてあるのか知ってもらうことができるのです!
おすすめ商品集の作り方
用意するものはたったこれだけ!
- メニューブック
- A4コピー用紙ページ数分
(と、同じサイズの厚紙) - POPを書くような筆記用具たち
A4コピー用紙ですが、メニューブックに入れにくかった記憶があります。
なので裏に厚紙を敷いて、メニューブックに差し込んでいました。
「厚めの画用紙に直接書いちゃダメなの?」
という声もありそうですが……
厚めの画用紙を1つのポケットに2枚も入れるとぱんぱんなので……
私は1枚の画用紙の両側にコピー用紙のチラシをそれぞれ貼って入れ込んでいました。
こんな感じに作りました
私が使ったメニューブックは8ページあったので、表と裏は表紙用にしました。
あとはそれぞれ6ページ分商品の紹介です。
- 季節商品
- 美容商品
- 健康商品
- 衛生商品
- 食品
- 飲料
て感じでそれぞれカテゴリに分けて、その時のおすすめを紹介。
ちがう商品を紹介したかったら都度書いて中身を入れ替えていました。
裏表紙にも日頃お客様に伝えておきたかったことを書きこんでおくといいですね。
商品集を置くとこんなにいいことあります
商品集が椅子の上にぽんと置いてあると、興味を持ってお客様が手に取ってくれます。
お客様一人ひとりが時間をかけてじっくり読んでくれるので、こんな風に多少文章が多くてもOK!
雑誌を読むような感覚に近い?
手書きポップとはまたちがうメリットですね。
商品の魅力やお客様のお悩みをするどくつつけば、どんな商品か気になってお客様から声をかけてきてくれます。
ユリアージュのリップクリームを紹介したときは、書いて置いておいたその日のうちに2人のお客様からご購入いただきましたよ~。
でもこれをしない間は一回も売れたところを見たことがありませんでした。
それはお客様も売場を見ていないし、私たちも商品をご紹介するタイミングがなかったから。
でもこの商品集を置いておけば、そんなお悩みはばっちり解決です!
売れる調剤薬局はもう試しているかも
お客様に売場の商品を知ってもらう方法……
それは「おすすめ商品集を手作りして椅子の上にただ置いておくこと」です。
今日これを見て実行しないのはとっても損です!
なぜならあなたの薬局に並んでいる商品をお客様がずーっと知ることはないからです。
それに気づいた私……
今日の記事は今までの記事でいちばんやばい情報かもしれません。
悩める薬局さんは今すぐ試してみるべきですよ!
試してみてどうなったか、今度私にこっそり教えてください~。
みなさんが元気に楽しくお仕事ができますように!
今日もすてきな一日にしましょうね。