この春から、私の推し、唯一神である西川貴教さんがレギュラー出演するテレビ番組が始まりました。
その名も「オトラクション」
なかなかタイミングが合わずリアルタイムで見る機会がなかったのですが、昨日ついにリアルタイム視聴。
そしたら、めちゃくちゃおもしろいコーナーがあったんで紹介したいと思います。
目次
TBSテレビ番組「オトラクション」とは
「オトラクション」は、TBS系列で放送している「音」と「リズム」をテーマにしたバラエティ番組です。
一流ミュージシャン・西川貴教さんと、今をときめくお笑い第七世代「霜降り明星」が出演しています。
バラバラになった音楽を並べ直して正しい楽曲にする「メロディシャッフリン」
お題に沿った擬音語・擬態語を瞬時に答えていく「オノマトペサーキット」
途中で消える音楽の最後のフレーズをタイミングをはかって歌い上げる「ピッタシンガー」
などなど、とにかく「音」に関するゲームをひたすらやって盛り上がる、そんな番組です。
そんな中、昨日のオンエアでは新たにコーナーがスタートしました。
そのコーナー「BANG BANG フェイク」こそ、私が今一番推したいコーナーです。
新コーナー「BANG BANG フェイク」とは
「BANG BANG フェイク」は、かんたんに言うと、人工的に作ったニセモノの音を探し当てるゲーム。
「ジュースを注ぐ音」「飛行機が飛ぶ音」「スリッパで歩く音」など、5つほど音が挙げられます。
でも実は、その中のいくつかは本当にその音を撮ったのではなく……
プロの音職人があらゆる手段を使って、それっぽく作ったニセモノの音なのです。
これが、まじでおもしろい。
リアルに聴こえる効果音の作り方に大興奮
まず、音だけ聴いたらどれも実際に収録したんじゃないかと思うくらい、限りなく本物っぽい音ばかり。
どれがニセモノだなんて、すぐにはわかりません。
ニセモノの音を判別したとして、その音がどのようにして作られたのかが、想像できません。
ああでもないこうでもない、と考えているところに、正解の効果音づくりの映像が流れて……
その様子が、まさに、目からウロコ!
ええ〜! これが、あんな音になるの〜!
すご〜い! って、ず〜っと興奮しっぱなしの私。
まだ観ていない人のために、なんの音が作りものだったのかは書きませんが……
まじで、めっちゃおもしろいからみんな見てほしい。
効果音づくりのおもしろさを語らせてほしい
私がこんなにもこの「BANG BANG フェイク」に興奮している理由はひとつ。
実際の効果音づくりのおもしろさを身をもって経験しているからです。
それは高校時代に入部していた、放送部で作ったラジオドラマがはじまり!
貧乏部活動のわれわれは、自分たちの作品に、市販されている既存の効果音を使うのもままならず……
だったら自分たちで作っちゃおう! というのがきっかけで、効果音づくりをはじめました。
ちなみに三谷幸喜監督作品の「ラヂオの時間」で好きなシーンも、効果音づくりのシーンです。
効果音づくりって本当にたのしいんですよ〜。
とくにこんな音をうまく作れたときは、最高に盛り上がれます。
撮るとしたら準備するのが大変なものの音をつくる
たとえば「焚き火」の音を撮るのにわざわざ火を起こすのは大変だし……
海なし県の山梨で「波」の音を撮るのもなかなか難しいことです。
こういう何かと準備がたいへんな音というのは、いっそのこと身の回りのもので作ってしまった方が早いです。
「焚き火」は大学時代に実際に作りました。
いくつも音を重ねて、劇中にさりげなく流すと、山小屋の中で暖をとる映像が脳内に広がります〜。
ぜったいに撮れないシチュエーションの音をつくる
ラジオドラマって本当に「音」でしか表現しないから、ある意味なんでも作れるんです。
人間が登場人物でなくてもいいし、地球上を舞台にしなくても、現代で繰り広げなくてもいい。
だから、現実世界ではありえな〜い音とかをつくることもあります。
よくあるのは「戦争」のシーンとかですね。
空襲の爆音を防災扉を使って表現した学校もありました。
そんな中私が実際につくった音は「ライオンの戦闘」シーン!
野球部にお願いして、ベースを借りて、地面に叩きつけたり投げ飛ばしたりした音を使いました。
これがまた絶妙に「ライオン」の重量感を感じてたのしかった〜。
「BANG BANG フェイク」ぜひまたやってほしい
私はもうラジオドラマをつくる機会はないですけど……
この番組を見て、効果音づくりの参考にする高校生とか、全国に必ずいると思います。
なので、この「BANG BANG フェイク」はぜひまたやってほしいです!
音職人の匠の技に、釘付けになること間違いなしですよ〜。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!