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やすみ 趣味

読書感想文の書き方! 苦手だった私が市の冊子に掲載されるまでの道のり

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そういえば、学生のみなさんは夏休みですよね。

私もブログの更新のお休みをもらったばかりですが……
大人になると長い休日というものがなかなか取れなくなりますので、羨ましい限りです。

夏休みの思い出といえば、刻々と終わりに近づくにつれてやってくる溜まった宿題への恐怖ですね……

山梨県では「夏休みの友」という冊子が配られますが、これはまあ問題ありません。

工作、自由研究、絵画や習字の提出……そして、読書感想文。

小学生のころはこの「読書感想文」が苦手で、自由研究と選択制になった頃にはそちらの方に逃げていました。

でも、中学生になって多少考える力のついた私は「いかに読書感想文ぽく文章が書けるか」を追究。

「ぽい」文章なんで自分としては「読書感想文ではない」つもりでしたが……
なんと、あるとき市の教育委員会で発行される学生の作文集に掲載されたのです!

そこで今日は、読書感想文が苦手だった私の作文が模範作文とされるまでの変化について書きたいと思います。

実際に実行した作戦について書くので、読書感想文に困っている学生やその親御さんは、よかったら参考にしてみてください。

小学生の私の読書感想文はマジでやばい

私は小学校にあがって初めての夏休みで「読書感想文」という存在を知ったその瞬間から「読書感想文」が大嫌いでした。
小学校1年生からってことですね……

本を読むのは好きで小さい頃から読んでいましたが、読書感想文は本当に嫌いでした。

なぜそんなに嫌いになったのか、どんなふうに作文を書いていたかというと……

大して興味のない親が選んだおすすめ本を読まされる

まず読書感想文を書くにあたって、感想を書く本の選択権が私にはなかった!

一応、自分でも選ぶんですよ。
これなら読めそう、書けそう、だと思って、母に見せるじゃないですか。

私の選ぶ本はだいたい……

  • ページ数が少なくてサクッと読めそうな本
  • 挿絵が入ったイメージしやすそうな本
  • ストーリーがくだけた内容の本

だったと思います。
だって、後々感想文を書くって本に読むことで時間をかけたくないじゃないですか。

それに幼い頃から自分が遅読というのがなんとなくわかっていたので、夏休み中に読みきれない可能性も考えていました。
小学校1年生なりに。

ところが、私の選ぶ本を却下して、母が持ってくる本というのは、その真逆!

小学生の私の感覚では細かい文字で、いかにも道徳的な感想を求められるまじめ〜な本!

つまり、作文を書く前のこの時点で私のテンションは駄々下がりなんです。

とくになんの感想も湧くことなく本を読み終える

ということで、大して興味のない本を長い時間かけて一生懸命読んでると、あっという間に夏休みが過ぎていきます。
するとですね、なんとですよ……

何にも感想が思い浮かばないんですよ……

「この本を読んで、あいはどんなことを思った?」

と、母は尋ねるんですが、私としてはもう本当に

「別に……」

なんですよね。
あと、母が想像しているような感想を私が言えなかったときの反応がこわくて言えないのもありました。
だって、難しくてよくわかんなかったんだもん〜。

本のあらすじにはじまりあらすじで終わる

「まあ、いいからとりあえず何か書き始めようか」

ということで、いよいよ原稿用紙を前に読書感想文を書き始めますが……

全編にわたって書かれていることは本の「あらすじ」で「感想」がどこにもない〜!

主人公はこんな人でした、こういう事件が起きました、悩んだ主人公はこうなりました、というのがだらだら書かれているだけ。
しかも、難しくてよくわからなかったから、そのあらすじも説明が下手でかつ正しくなかったりします。

「結局、この本で一番伝えたいことはなんだと思う?」
「別に……」

夏休みは終了。
私は立派な読書感想文嫌いになっていました。

読書感想文が苦手な私がそれっぽく書けるまで

そんな私ですが、小学校は自由研究に逃げていたものの、中学に上がると、逆に自由研究の難易度が高くなり……
渋々読書感想文を提出するようになりました。

でも、以前の調子で取り組めば「全編あらすじ作文」になることは目に見えています。
やり方を変えなければなりません。

小学生の頃と比べ、ずる賢さも身についてきた私。
どうやったら読書感想文ぽく見える文章になるかなと考えて取り組んだ2つの作戦があるので紹介します。

冒頭だけを読んで想像で話をふくらませる

綿矢りさの「蹴りたい背中」なら「さびしさは鳴る」から始まるあの書き出し。
片山恭一の「世界の中心で、愛をさけぶ」なら「朝、目が覚めると泣いていた。いつものことだ」というあの書き出し。

それだけ読んで、その印象だけで、そのまま作文を書きはじめます。
その後のストーリー、主人公の心情、そんなものは二の次、三の次です。

(ちなみに両者の両作品はきちんと最後まで読ませていただいています。すばらしい作品です)

とにかく作家が生み出す美しい小説の冒頭を突っ込み、連想し、勝手に想像をふくらませた文章を書く。

作品全体の印象にとらわれない、多角的な視点を養えるような気がしておすすめです。

本の内容から連想する自分の身の上話を書く

さすがに冒頭だけ読んで書くことはためらわれる人もいるかもしれないので……
一応最後まで本を読んでみた場合も書いておきます。

最後まで読んだ場合でも、主人公の心情やストーリーにはあんまり触れなくていいと思っています。

本を読んでいて、ふと「そういえば私も前にこんなことがあったな」と思い出すことがあると思います。
その話をどんどんふくらまして書くといいです。

友だちの話を聞いても、すぐに自分の身の上話に持っていってしまうお話泥棒になるイメージ。

本の登場人物のきもちには一切触れなくて大丈夫です。
自分のことを思う存分書くのが楽しいんです。

以上、市の教育委員会も認めた私の読書感想文技法です。

ふたつに共通して言えることがあります。

それは「自分のことを書くことに徹する」ということです。
何度も言いますが、読書感想文に本の感想は書かなくてオーケーです。

現に、この方法にシフトして書いた私の読書感想文は、市の教育委員会が発行する作文集に掲載されることとなりました。

学生諸君!
夏休みはまだまだこれから、と思っていると、あっという間に終わります。

早め早めに宿題には手をかけておいたほうが精神衛生的にもよき、ですよ!

それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。

-やすみ, 趣味

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