先日、いつもは利用したことのないスーパーマーケットでお買い物をすることになりました。
なんにも気にせず、お店の中を歩いていると……
あるものが目にとまったのです。
それは、お店のいたるところに設置された「手書きポップ」たち!
そこで私はあることに気がつきました。
ここは「POPデザイナー」さんがはたらくお店だ!
かつて、「商業界」という雑誌の企画に「POP大賞」というものがありました。
「商業界」という雑誌は今はなく、同時にこの「POP大賞」という賞はなくなってしまいましたが……
その最後の大賞受賞者が、山梨県のスーパーマーケットではたらく人でした。
このお店は、その受賞者の「POPデザイナー」さんが、POP作成の専任としてはたらくお店だったのです。
お店の存在こそ知ってはいましたが……
今までお買い物をする機会がなく、はじめて見るPOPの内容と数に驚きました。
思わず商品へと誘導されていくPOPたちがいっぱい
「POPデザイナー」さんの書く商品のPOPはとにかく多岐にわたっていて……
お惣菜からお野菜、お肉、お魚、加工食品と、いたる売場で見かけました。
とくに、お惣菜売場のPOPは魅力的に思いました。
おいしそうだけれどその商品のことをよく知らず、手が伸びるまでいかないことが多いお惣菜ですが……
POPが思わず商品の前に足を止め、その魅力を伝えて知ってもらうという役目に成功しているものばかり。
「なになに」とつい先を読んでしまう、そんなPOPばかりでした。
POPの魅力がそのまま商品の魅力につながるように
POPは決して書いて終わりの「作品」ではなく「商品が売れて」その役割を果たすという……
まさにそれを感じるPOPたちだったなあと、お買い物中だけどとっても勉強になりました!
この「POPデザイナー」さんは、食料品だけでなく、雑貨や衣料品も担当しているそうなので、気がついていればもっと見てまわったのになあ。
次に立ち寄るときは、もっといろんな売場に注目してみようと思います。
それにしても、商業界の「POP大賞」本当に無くなっちゃったんだなあ。
毎年今ごろは募集も締め切っていて選考に入っているところでしょう。
一度でいいから、雑誌の中で笑ってみたかったな〜と思いました。
これからもせっせとPOPを書いて、商品の魅力を伝えたいと思います!
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。