今の店に配属になって、商品発注を化粧品などの美容商品を担当するようになった私。
半年以上たって、いよいよ自分の担当商品たちの売れ筋などがわかるようになりました。
商品たちの特長などをもっと知ってもらうために、最近はPOPも書くようになりました。
先日はブラックボードPOPにも挑戦しました
ただ、いざ書いてみると……
美容商品のPOP作成って、けっこう悩ましい〜んです。
マニキュア
台湾のマニキュアで、色がとってもかわい〜アイテム。
塗りやすくてすぐ乾くのが特長で、雑貨店でもよく取り扱われる人気の商品。
でも、陳列されている売場はイマイチ目立たなくて、なかなかお客様の目に留まらない……
ということで、POPをつけてみようということになりました。
このマニキュア、ほんと〜に乾くのが早くて、2分もあれば全部乾いてしまうくらい。
発色もいいから、私は一度重ね塗りをしただけで仕上がりも満足です。
出かける間際に「ネイル塗り忘れてた!」と気づいても、間に合っちゃうかも?! という勢いで書いたPOPです。
歯槽膿漏薬
医薬品だけどオーラルケアという括りで書いてみました。
私の中の決まりごと「治る・効くはぜったいに言わない」に則って……
どういうお薬なのかがわかるうえに、どういうメリットがあるのかを説明するとこうなりました。
このくすりを紹介するときはだいたいこの切り口なんですが……
ステイホームのご時世なので「デートや女子会などの食事」ではなく「おうちごはん」を想定して書きました。
このキャラクター、左利きだな……
シートマスク
最近、お客様からめちゃくちゃ問い合わせを受けるシートマスクです。
どうやら、ニキビのお悩みを解決してくれると話題のよう。
しかし、医薬品ではないので治療や予防を目的とするような表現はできません……
こうした表現は「暗示的」でもあってはいけないとのこと。
実際の問い合わせの声、のひとつとして、クチコミ的効果を狙いたいと思って書いたのですが……
POPに書いちゃいけないことがあるのってたいへん
医薬品や化粧品、健康食品を広告するには、薬機法の「医薬品等適正広告基準」というものを意識しなければなりません。
いろんな過剰表現をしてはいけませんよ、という法律ですが……
たしかに、お客様に誤った認識をさせてはなりません。
ただ、以前も書いたように、ポップがただ単に「商品の情報」だけを伝えるようなものになるとしたら……
私は、メーカーからの販促物で事足りるのではと思ってしまいます。
手書きポップに書くことは、クチコミ的要素があまりにも高い。
書いた人の「主観」を取り除くのは、正直言って「不可能」です。
とはいえ、法律のことですから……
これを守りつつ、商品がどんなふうに生活を豊かにするのか、あらゆる角度で考えながらPOPを書きたいと思います。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!