お店でオリジナルの売場作りをすることになり……
ここ数日は店の仲間たちとアイデアを出し合いながら売場作成に努めていました。
思った以上に時間がかかってしまいましたが、なんとか形にしてこれたのでよかったです。
私は今の仕事の中では、一番にお客様のお薬の相談接客をすることを好きな仕事としてあげていますが、同時にこうした売場作りやPOP作りの業務も大切に思っています。
店独自の手書きPOPを推奨しないドラッグストアはたくさんあると思いますが……
私自身がなぜPOP作りなどの販促を重要視しているかをざっくり書きたいと思います。
いつも医薬品売場にいられるとは限らないから
ドラッグストアで白衣を着ているあの人は、いつもお薬売場にいるとは限りません。
食品売場や洗剤売場で重たいケースを在庫置き場に載せていたり、はたまたレジで行列をさばいていたり……
何かと忙しい立場なのです。
自分たち資格者が売場にいない間に、お客様がどんなお薬を買おうか迷われている。
そんな時、代わりに商品をおすすめしたり、説明してくれたりするPOPが売場にあったら……
めっちゃ助かりますよね!
POPはもう1人の自分の分身、店員であるも同然の存在です。
いつでも私が伝えたいことを24時間、年中無休で伝えてくれるのだから、書かない手はありません。
医薬品はほとんどが「目的買い」だから
ドラッグストアに食品や雑貨を買いにきたお客様が……
「そういえば、風邪薬がもうすぐ切れそうだから買い足していこう〜」
ていうパターンて実はあんまりないと思うんですよね。
医薬品に限っては、来店する前から「これを買おう」と決めている場合が多いです。
胃がもたれたから胃腸薬、頭が痛いから頭痛薬、みたいに。
用事がないくすりはあえて買わないし、興味も持たれない。
だったら、興味を持ってもらうきっかけを作るのも、利益を生むために必要な業務です。
「買う予定のなかった医薬品をはじめとする商品も思わず買ってしまう」ことができる販促をしたいのです。
商品の魅力を知ってもらいたいし知りたい
最初と2番目の項目にも通じるのですが……
おすすめの商品がこんなにも優れているんだということを知ってもらいたい。
しかもPOPを書くということは、自分もその商品について知らないとなりません。
だから当然、自分でその商品について調べたりもする。
仲間と情報を交換しあったりもする。
手書きPOPを書くと、お客様だけでなく自分や同僚の中での知識も広がるし、より商品に愛着が湧きます。
実際の接客もPOPを通して説明もできるし、いいことずくめなのです。
長い目で見ても手書きポップは作るべき
商いをしている立場であれば、売場作りにこだわった方がいいのは当然のような気がしています。
一押し商品をカッコよく魅力的にみせるのも大切な業務ですね。
本当におすすめ商品を売りたいのであれば、自分の言葉で、実際に来てくださるお客様を思いながら売場を作っていくべきだな〜と、しみじみ思うこの頃です。
新しく作ったオリジナルの売場から、たくさんの商品が売れていきますように。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。