ここに手書きPOPが一枚あります。
お客様が来ました。
いちばん最初に目にするところはどこでしょう。
おそらくですけど……
ここじゃないかなって思います。
お客様が商品に興味を持つときは、商品名や価格よりもまずは
「いったいその商品ってなんなの~!」
という部分だと思います。
それを知ってもらえるには、まずはキャッチコピーでお客様を惹きつけなければなりません。
「文章を書くのが苦手、いいキャッチコピーが浮かばない!」
「お客様を惹きつけるキャッチコピーの特徴って何! あるなら知りたい!」
という声に、今日のブログはお答えします。
POPがお客様の目に留まらなければ、商品の魅力に気がついてもらうことができないかもしれません。
言葉の選び方ひとつで変わるかもしれないとしたら、今その条件を知らないのは、とっても損していますよね。
ということで、なんだかんだ手書きポップを100枚近く書いてきた私が感じた
「お客様を惹きつけるキャッチコピーのポイント3点」
をご紹介したいと思います!
手書きポップ構成の基本
私が書くPOPの基本スタイルはこちらです。
- キャッチコピー
- 説明文
- 商品名、価格
この順番で書くことによって
「キャッチコピー」で、おっ、となった人が
「説明文」を読んで、商品の魅力が伝わり
「価格」を見て買うかどうか決める
という流れが生まれます。
今日の記事は「キャッチコピー」をどうするかというところです。
キャッチコピーに入れたい3つのポイント
では、実際に惹きつけるキャッチコピーには何が書いてあるのか。
それはこの3つです。
- 数字
- 行動
- 質問
順番に説明していきます
ポイント1「数字」
「こんなに快適なのに〇〇円でいいの?」
「一日たったの2回だけ! つるすべ肌をゲット!」
など、商品にまつわる数字を書いてアピール。
もしくは「この商品をおすすめする3つのワケ!」など要点をしぼった数字を入れる。
すると人は、そこに重要な何かを感じ取るのか、興味を持たれることが多いです。
要点をしぼった数字のキャッチコピーは、すでにこのブログ記事のタイトルにも使われていることにお気づきでしょうか!
3つ、とか言われると「これだけ読めば特長がわかるんだ」と数字でボリュームが認識されるから、その後の説明文も読まれやすくなります。
要点は小さくまとめるのがいいです。
3~5が現実的ではないでしょうか。
ポイント2「行動」
「持ってみて! とっても軽くて快適です」
「触ってみて! やわらか素材がお肌を守ります」
など、その場で行動を促すタイプのキャッチコピーは、書いてあるとその通りにしてくれるお客様は多いです。
実際に商品を手にしてもらえるチャンスが作れる魔法の言葉になります。
「奥様のプレゼントにも喜ばれます!」
「とっても意外! 〇〇といっしょに食べるとおいしい~!」
など、購入後の使い道の提案を書くのもアリです。
商品を購入したあとのお客様の生活を想像させるのがこのポイントの秘訣です。
ポイント3「質問」
「お肌にやさしい〇〇って、ちゃんと××からも守ってくれるの?」
「きれいなあの子が〇〇をするのはなんで?」
という、お客様が抱きそうな「なぜ」「どうして」をそのままキャッチコピーにする方法です。
実際にお客様から何度も寄せられた質問は、大多数のお客様が抱く疑問と思ってPOPにしてしまうのがよいです。
最悪接客時にど忘れしちゃってもそこにこのPOPがあればカンニングもできるので、店員同士の知識の周知もしやすくなります。
そもそもお客様の知らないことを伝えるのが目的だったりするので、質問そのまま答えちゃうのはおすすめの方法です。
お客様目線のコピーがハートをつかむ
お客様にぐっとくるキャッチコピーは、おしゃれな広告みたいなかっこいいものではありません。
近所の人から教えてもらうような、しゃべり口調で書くと、親近感がわくかもしれません。
あるいは、他の誰でもなく「自分に」言ってくれているような書き方をすれば、振り向いてくれるかもしれません。
それにはターゲットを見極めたり、絞ったりすることも大切になります。
誰でもない「あなたに」届くキャッチコピーが書けるように、私も日々お客様のことを思いながら仕事したいと思います。
楽しくお仕事できることに感謝します。
今日も素敵な一日になりますように。