新年度になりました!
新級進学、就職などなど……
きもちを新たに、がんばろうって思える時期ですね。
そういえば、先日「手引き」こと「試験問題作成に関する手引き」が、長い眠りを経ていよいよ改正されたと、登録販売者界隈で話題になっていました。
「手引き」が改正されたことで、今年の登録販売者試験は新しい問題が出たりなにかと変更があるかも〜。
でも、今まで勉強をがんばってきた人は、慌てなくても大丈夫。
そして新しく勉強をはじめようかと思っていた人も、怖がらなくて大丈夫です。
ということで、今日は新しくなった「手引き」についてと今後の勉強方法について触れていきたいと思います。
目次
そもそも「試験問題作成に関する手引き」とはなにか
「試験問題作成に関する手引き」(以下、手引き)とは、その名の通り……
登録販売者試験の問題を作成するにあたっての出題範囲の内容が提示されたものです。
この「手引き」の内容を丸暗記していれば、必ずその中からの問題が出題されていることがわかるはず。
ただ、なかなか丸暗記なんてできないものだから、多くの人は参考書や問題集をもとに勉強しています。
しかし、この「手引き」を味方にしておくことは、間違いなく得です。
そんな大切な「手引き」の内容が、数年ぶりに変わったのだから、受験者にとっては重要なことですね。
「改正履歴入り」の「手引き」でなにが変わったか把握できる
「手引き」は厚生労働省のホームページからPDFで確認ができます。
- ノーマルな手引き
- 「行番号なし」手引き
- 「改正履歴入り」手引き
がありますが、ここで注目するべきは「改正履歴入り」手引き。
この手引きには、前回平成30年3月版の手引きの内容からどこがどう変更になったのかが目視でわかるような書式になっています。
それこそちょっとした接続詞や語尾などの言い回しの修正から……
内容の大幅削減、新しく追加された内容などが一目瞭然です。
だから、今まで勉強してきた人も、改正履歴入り手引きを読めばどこを覚え直せばいいのかがすぐにわかるし……
はじめて勉強する人にとってもどこが新しい情報なのかを把握しながら勉強を進めることができるのです。
「手引き」が変わると勉強方法はどう変わるのか
ここで不安になるのは「これからの勉強方法」ではないでしょうか。
「手引き」が新しくなったら勉強方法も変えなければいけないのかと焦ってしまう気持ちもわかります。
でも、慌てなくて大丈夫。まじで大丈夫です。
結論からいって、勉強方法はこれまで通りで大丈夫です。
ただ、覚えるべき場所が明確になった部分があるということ。
これはむしろ、2022年の受験者にとっては「有利」と思うべきです。
ということで、以下は今後の勉強のポイントです。
参考書問題集は新しく買いかえなくてもいける
たしかに、手引きが改正されたことでその内容に沿った参考書や問題集が発売されるんですけど……
それってすぐに発売できるものではありませんよね。
短く見積もっても数ヶ月先の出版になる参考書問題集たちを、なにもせずに待ち続けるのは時間がもったいない。
だったら、いま手元にある参考書問題集を使って勉強を続けていたほうが絶対にいいです。
勉強の仕方としては、変更になった場所を自分でどんどん書き込んでしまえばオーケーです。
自分の手を使って書き込んだ方が覚えやすいですし、余計な出費も抑えられて一石二鳥。
丁寧にノートを作る必要もないので、とにかくひたすら自分の参考書の使い勝手をよくしちゃいましょう。
むしろ変更箇所はがんがん覚える方向でいく
これはもし私が試験問題を作る人間だったとしたらなんですけど……
ぜったい試験問題には、新しい内容を盛り込むでしょう、ということです……
ということは、もう今年の試験に出てくる内容がわかっているのも同然です。
つまり、新しく追加になった情報を覚えない選択肢はありません。
手引きを開き、色のついた文章を見つけたら、よく読み、書き込み、覚える!
変更箇所にはがんがん触れていきましょう。
とはいえ過去問もこれまで通り解いていく
とはいえ、とはいえですよ……
過去、これまで何年にもわたって繰り返し出題されてきた頻出問題というのは
「市販薬を扱う人間になるにあたってそれだけ重要でかつ覚えていて当然」くらいの大切な内容のことがほとんどです。
今回の改正によって削除された内容ではない限り、頻出問題は今後の試験にも出題される確率はかなり高いです。
なので、手引きや参考書に触れて、サクッと内容を見たら……
多くの勉強時間を過去問に割く勉強方法は、今後も続けていくべきだと考えます。
新しい「手引き」を味方に勉強をはじめるチャンスです!
「手引き」が新しくなったことにより……
- 今回はじめて追加された内容
- 過去何度も試験に出題された内容
この2つは少なくとも自分のものにしていく必要があるかもしれません。
ともすると、やはり「手引き」は味方にする以外ないことがわかりますね!
何百ページもある「手引き」をすべて印刷して持ち歩く、のは大変ですから……
PDFでダウンロードして、タブレットなどで見られるようにすると便利です。
おすすめのアプリも紹介していますのでよければどうぞ〜。
がんばって勉強して、登録販売者になりましょ〜!
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!