「次長の字って読みやすいですよね〜」
と、会社で言われることは、実は少なくありません。
「上手な字」「きれいな字」って、字にはいろいろありますが……
たしかに「読みやすい字」を書くことは意識しているかもしれません。
書いた文字が読まれる上で必ずしも「きれいな字」である必要はないというのは私の持論。
「きれいな字」じゃないのに「読みやすい」ってどういうこと。
「読みやすい字」「読みにくい字」にはなにか特徴があるのかな。
と、私も思ったので、どういうところに気をつけて書いているのかを改めて考えてみました。
目次
「読みにくい字」はなぜ読みにくいのか
「きれいな字」「読みやすい字」「伝わる字」
これらの特徴や書き方については、検索すればいくらでも出てきます。
みなさんそのとおりのことを書かれていると思います。
対して「読みにくい字」に関しても、私は特徴があると思っています。
単に「汚い字」「雑な字」「下手な字」ともちがう。
とにかく「読みにくい字」について私は考えていました。
あくまで私の一個人が思う「読みにくい」ですが……
自分が書いていても思う共通した特徴をご紹介します。
スペースに対して文字が小さい
今まで出会ってきた読みにくい字というのは、多くが「小さい」と思いました。
小さく書かれた文字って、なんだか自信がなさそうに私は見えるんですよね。
紙の広さと、文章の情報量に対する文字の大きさのバランスが合わない。
ひとまわり大きく書くことを意識しただけでも、伝えたい意欲がグッと伝わりやすい気がします。
全体的に潰れていてはっきりしない
ぱっと見、上からプレスされたように書かれた文字とか……
横からぎゅっとされたように書いた文字は、読みづらい字の特徴かもしれません。
そういう字って、文字のパーツがはっきりしないんですよね。
線で囲われた空白の部分がゆったり広々とられている文字は、ゆとりがあって読みやすいです。
あとは、字と字の間隔が極端に狭いのも文章として見たときに読みづらく感じます。
ベースラインが揃わずバラバラに見える
「ベースライン」というのはつまり、文字の土台というか、下が揃っているかどうかで……
字によって上がったり下がったりしている文章って読みづらいです。
「漢字は大きく、ひらがなはひとまわり小さめに書くとメリハリが出てバランスがいい」
というテクニックってよくありますが、このときにその「ベースライン」を無視してしまうとガタガタな印象になってしまいます。
「読みやすい字」を書くときの心構えがある
ということは、ぶっちゃけ言って
- 自信を持って大きな文字を書く
- 文字のパーツをはっきりさせる
- ベースラインを揃えて書く
これをクリアしているだけで、だいぶ「読みやすい」字になるんじゃないかと私は踏んでいます。
「こういった書き方をしたことがないな」と思った人は……
意識から変えていくことが重要かもしれません。
最初は意識しながらでないと書けなかったとしても、だんだんそれが「自分の書き方」となっていくものです!
自分の字は「誰かに読んでいただく」と意識する
まず、なにかに文字を書いた時点でそれは「誰かの目に触れるんだ」という意識をもつこと。
もっと言えば、誰かに「読んでいただく」くらいの気持ちで書くことが重要です。
読んでいただくのであれば、その人に極力ストレスを感じさせたくないもの。
相手を思いやった文字を書く意識が、読みやすい字を書くための一歩だといえるでしょう。
「好きな人に書く年賀状の宛名」のていねいさを
これは以前にも記事に書きましたが……
大切なのは「きれいな字」ではなく「ていねいな字」を書くつもりでいることです。
「ていねい」の度合いのイメージは「好きな人に書く年賀状の宛名」です。
ぜったいていねいに書かざるを得ませんよね。
もう一回書きますが「きれいな字」である必要はないのです。
ただ、一画一画をしっかりはっきり書く「意識」を持って書くには……
そのくらいのイメージを持ちながら書くと書きやすいかと思います。
読みやすい字はきっときもちも「伝わりやすい」です
こんな感じで、私が思う「読みにくい字」から「読みやすい字」への変化の心得?! のような解説を終わります。
文字や文章にして伝えたいことがあるときは……
どうせならより「伝わる」字で表現したいものですよね。
きっと意識することで、いつの間にか自然に書けるようになるかもです。
あなたの思いがめちゃくちゃ伝わるようになりますように!
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。