「好きなラジオ番組にお便りを送りたいけどどう書けばいいのかわからない」
「いつも番組にメールを送っているけれど一度も読まれたことがない」
「ラジオ番組に送るメールに決まった書式があったら教えてほしい」
唐突ですが、今日はラジオ番組へ送るメールの書き方について書こうと思います。
私は小学生の頃からラジオ番組が好きで、よく番組宛にハガキやメールを送っていました。
最近はポッドキャスト番組などの音声メディアも好んで聴いています。
ハガキ職人ではないので、ネタメールを読まれたことはそんなにありませんが……
FM局に音楽をリクエストすると、よく好きな曲を流すとともにメッセージを読んでもらえた経験があります。
また、大学時代はラジオ局で番組アシスタントのアルバイトの経験もあります。
メールを印刷したりプレゼントの当選者を選んだりしていました。
そんな私から見た「読まれやすいメールのカタチ」というものを紹介したいと思います。
番組宛メールも、ビジネスメールなどのようにやたら送ればいいものではなく……
ある程度の書き方の決まり、フォーマットがあるように思っています。
私の聴いている番組の傾向による部分もあるかと思いますが、話題につきあっていただけると嬉しいです。
これが実際に読まれた私のメールの書き方だ!
① ○○@○○.jp
② いきなりスカイプ
③ 山梨県甲府市
いぶき 32さい 会社員
④ ビーサイ16周年おめでとうございます。
私はというと、最近一人暮らしをはじめました。
人生3度目の一人暮らし、1ヶ月が経ちました。
そして13日は、3度目のワクチン接種を予約。
そういえば体温計を持っていないということに気づき、
会社で売ってるものを慌てて購入。
夜はT.M.Revolutionの配信ライブを見ながら
のんびり過ごす予定でしたが、
突如Skypeが鳴りだすのもたのしいかもなので応募します。
⑤ SkypeID ○○○○
本名(ほんみょう)
000-0000
住所
000-0000-0000
これは私がポッドキャスト番組、ビーサイこと
「石川・ホンマ・ぶるんのBe-Side Your Life」に送って……
実際に読まれ、スカイプでの出演を果たしたときのメールの形式です。
ラジオへ送るメールは、主にこの5項目で構成されると思っています。
- 宛先
- 件名
- 呼ばれたい名前
- 本文
- 個人情報
以下、くわしく説明します。
1 宛先
番組によっては公式ホームページにメッセージフォームがあって、そこから送信できる……
という場合もありますが、今回は自分でメールを送る場合の説明です。
当然、番組宛のメールアドレスがあるので、間違いのないよう記入して送ります。
番組内でパーソナリティが「アルファベット小文字で」などと言ってスペルを言ってくれることが多いですが……
番組ホームページやSNSなどを見ると、アドレスが載っていることもあります。
それをコピペするかクリックすれば間違いないことの方が多いです。
2 件名
ネタコーナーならコーナー名、テーマメールならその日のテーマ名など……
なんの内容のメールかわかるように、件名は無題にせずしっかり入れます。
件名はスタッフ側でメールをカテゴライズするときの重要な手掛かりになるからです。
番組中「件名に○○と書いて送ってください」とパーソナリティの人も言うことがありますが……
メールソフトでメールを検索しやすいように件名を統一させているんだと思っています。
ちなみに、普通のお便りは「ふつおた」と言いますね。
これってラジオ用語なんですかね、ラジオ以外であまり使う場面もないか……
番組中の話題に関する突発的なメールの場合は「○○について」とか、その話題のキーワードを件名に入れるとわかりやすいです。
3 呼ばれたい名前
いわゆる「ラジオネーム」で、番組内で呼ばれたい自分の名前です。
これをいちばん上に書いておかないとなにが起きるかというと……
パーソナリティが、あなたを何て呼んでいいのか探しきれず、誤って本名を読まれてしまうリスクが起きます。
最近はラジオネームだけを読む番組も増えてきた印象もありますが……
住んでいる都道府県と市区を読んでくれる番組も多いですね。
なので私は「山梨県甲府市いぶき」と冒頭に書いています。
ラジオネームは奇をてらわずシンプルなほうが、いろんなスタイルの番組に共通して使えて、番組サイドにも覚えてもらえやすい印象です。
私の「いぶき」もたいして意味はないんですけどね……
学生時代に最初に名乗ってしまったから、音声メディアではずっとこの名前ですね。
年齢と職業、学校名とかも読んでくれる番組もあります。
4 本文
本文を書くにあたって意識していることは……
- 改行を入れて読みやすくする
- 早めに本題に入って余計なことは書かない
ですかね。
とにかくパーソナリティが読みやすく、音声にしたときに内容が伝わりやすいかどうかを考えて書いています。
1メール1ネタだと思っていて、ひとつのメールにあれもこれも書かないようにはしています。
これはネタメールに関しても同じだと感じます。
「(パーソナリティ)さん、スタッフのみなさん、こんにちは!」という出だしはいらないかなと思っていて……
案の定、自分の聴いている番組の作家さんは意識してカットして読ませているという話を聴いて、同じ感覚の人いたわと思ったことがあります。
冒頭から本題にすっと入ったほうが文章としてスマートです。
まあ、例文のメールは番組の周年をお祝いしてますけどね……
「はじめてメール送ります」など、自分のことを伝える挨拶は書いていいと思います。
5 個人情報
メールの最後に「住所」「本名」「電話番号」は書いたほうがいいことがあります。
番組によっては、メールが採用されるとノベルティグッズなどがもらえることもあるからです。
あと、うっかり電話番号など直接連絡のとれる情報を書いておくと……
番組中電話がかかってくることもあったりなかったりします。
番組から電話がかかってきてほしい人は「非通知拒否」の設定を解除することをおすすめします。
だいたいの放送局からの連絡は「非通知」であることが多いからです。
あと、最近は気にしなくてもいいのかもわかりませんが……
電話に出ているときにラジオを流したままにしていると、音声がハウリングを起こすので、必ず音量をしぼって電話に出てましたね……
ラジオでメールやハガキが読まれると「よし」と思う
はじめて読まれたときのドキドキもあるし、嬉しいきもちもあるけれど……
なんかもう自分のリクエスト曲のイントロが流れたり、ラジオネーム読まれた瞬間から
「よし」
という謎の達成感を感じるようになります。
よし、今日も無事にメールが採用されたぞ、と。
私はおもしろいネタハガキが書けるわけではありませんでした。
でも、爆笑を狙った文章ではなく、シンプルだけどわかりやすいメールも、とくに生放送は採用されやすいかなと思っています。
あなたの率直なメッセージ、きっと大好きな番組は歓迎してくれますよ。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。