このブログを読む資格者のみなさまのお店はどう対応しているか知れませんが……
私のいる会社は、市販薬を購入するお客様には「もれなく」お声をかけさせていただく対応をはじめました。
基本的に、お薬売場に立つお客様を見たらすかさず声をかけますが……
資格者に誰にも接触しなかったお客様は、レジに来た時点でわかるようになっています。
ので、会計のタイミングで資格者は呼ばれ、くすりの説明が必要か尋ねるようになりました。
この対応になっていよいよ半月ほどになります。
ここまでで私が感じていることを少し書きたいと思います。
目次
１意外にみんなけっこうお薬買いに来てたんだな〜という現実を知った
当たり前っちゃ当たり前なんですけど……
みなさんくすり屋でお薬買って帰ってるんだな〜というのが率直な感想です。
自分がお薬売場にいるときしか、売場の状況って知れないわけで……
そのときにお客様がいるのが目に入れば、積極的に声かけはしている方だと思っていました。
でも、それでも資格者に当たらずレジへ向かわれるお客様は多く……
何度も呼び出しのアナウンスがされますね〜。
食品や日用品の対応ばかりで、みんなもそれを求めて来てると思っちゃいますが……
いやいや、私の職場は「ドラッグストア」なんだと再確認しています。
２やっぱり基本的に売場で声かけたほうがアドバイスとかしやすいな〜
市販薬は飲み薬だろうが塗り薬だろうがなにを買っても全員に声をかけます。
資格者誰にも会わなくても、最後の砦「レジ」に資格者はやってきます。
もちろん、そこで気がつくことがあれば……
お客様に聞かれなくともアドバイスできることもありますが、ゆっくり接客はしにくいですね。
可能な限りは、やっぱり売場でお客様の存在に気づき、対応することが大事だなと思います。
３「大丈夫です」というお客様もほんとに大丈夫なのかと深掘りしたい
これも主にレジでの対応ですが……
「きょうお求めのお薬でわからないことはないですか」
「なにかご説明が必要なところはありませんか」
このセリフ、こうした対応になる前から、自分がレジに入ったときはしてましたけど……
「いつも飲んでるから大丈夫だよ〜」
という答えが大半です。
でも「ほんとに大丈夫？」て思うことけっこうあるんですよね。
同じ成分が処方されている別々のお薬が複数カゴに入っていたり。
乳幼児のアイテム（ミルクとかおむつとか）といっしょにお薬買われていたり。
そういうときは「誰が飲みます？」とか、可能な限り自分から聞いちゃいますけど……
けっこうなお客様が、わけわかんないままお薬使ってるんじゃないかな〜という感覚になります。
４適当なことは言えない、やっぱり日頃からの勉強は大切
仕事の年月を重ねていけば、経験でできるアドバイスもありますが……
やっぱり知識を深めることに対して、貪欲さを忘れてはいけないなと思うんです。
お客様の「わからないこと」って、私たちが想像する斜め上をいくこともあります。
そういうことをちゃんとわかりやすく説明できることも信頼につながるし。
とっさの質問に答えられる「知識」は揃えていたい。
「なにかわからないことありますか〜？」としゃしゃり出ておいて……
いざ聞かれたらしどろもどろ……になんかなりたくないなと思います。
５資格者一人のときは大変、せめて二人は欲しいところ
これも、今に始まったことではないんですが……
資格者一人勤務のときに医薬品売場で声かけ対応している間に……
レジで医薬品対応お願いされるともう大変。
ほかの応対のように無資格の人ができればいいんですけど……
資格者しかできないことだからってそうしていることなので、ひと言でいって大変です。
業界全体で人員不足が叫ばれているなか、きっとどのお店も人手を切り詰めているはず。
それはわかるんですけどね……
せめてもうひとり資格者いてほしいな〜と思うことは、よくあります。
業務としては大変だけど市販薬販売としては大切な対応
ドラッグストア業務はレジ品出し発注棚替えと、山積みです。
食品や日用品のお買い求めやすさに……
自分のいる店はスーパーマーケットかと錯覚する人がいるのもわかる気がします。
強制的にでもくすりの接客を組み込まなければ……
資格者としてもたしかな経験を積んでいくことが難しいのかもだし。
お客様にも果たして安全に市販薬を使っていただけているのかという確認もできないし。
従業員からは業務としてみると「大変」という印象。
お客様からは今までなかった対応に「面倒くさい」という印象。
たしかにあるのですけど、そもそも当初から市販薬販売であるべきだったカタチでもあるのかな〜と思う自分もいます。
まだ半月ほどのことなのでこの程度の感想ですが……
今後どうなっていくのかをこの目で見ていきたいと思います。
それでは、きょうも元気にいってらっしゃい〜！