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やすみ 芸術

実はここ1年間小説教室に通ってみた私が得た5つのコト

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小さい頃から「家」のつく職業ばかりに憧れていました。
漫画家、小説家、脚本家、放送作家、建築家、などなど……

放送作家になりたくて進んだ大学で脚本の書き方を学んだ私。
卒業してからは、自分の作品を書くことはとんとなくなっていました。

が、実は昨年の春から……
東京都内に教室を構える作家の養成スクール、いわゆる「小説教室」に通っていました。

なんで? どうやって?
という疑問が湧く人もいるかもですが……

今日は私が小説教室に通ってよかったな〜! という話をします。

小説教室に通い始めたきっかけは1800の文字の羅列だった

大学卒業してからずっと……
私、もう創作なんてできないと思っていました。

それほどなにも浮かんでこなかったし……
このまま作家を志していた頃のことなど、忘却の彼方にでも葬られる気しかしませんでした。

ところが、一昨年の9月、私は突然文章を書き始めたのです。
それはこうしたブログの記事でも、自分のためだけの日記でもない。

2000字もない文字の羅列でしたが……
私は書き上げてすぐ、自分のFacebookにそれを投稿しました。

「書ける」って思いました。
書けるって思って、その衝動で小説を書きはじめました。

2ヶ月ほどで400字詰60枚ほどになったその作品は、地元の文学賞に応募しました。
学生のとき以来の賞レース、結果は、箸にも棒にもかかりませんでした。

文芸で通用するようになるには、私にはまだ創作経験が足りないと思いました。
基礎から叩き込み直す必要があると、誰かから教わり、自分の文章を見つける必要があると。

ということで、大学卒業から10年以上を経て……
一から文章を学ぶことを決意したのであります。

小説教室に通ったらこんないいことが得られたよ

大学時代ぶりに学校で文章を教わる身となった私。

あの頃はあの頃で、創作とは芸術とはと自分なりに考えて……
作品を書くためにのたうち回っていましたが……

あらためて「小説教室」に通ったらこんないいことがありました。
大学時代に気づけていればよかったなと思うことも。

5つあるのでご紹介します。

その1「締め切りが守れるようになったよ」

以前、このブログにも書いたことがありましたが……
学生時代の私は、とにかく締め切りを守らない!

課題を期日までに提出したことはほとんどなかったし……
なんなら提出しなくても平気でした。

でも、教室に通う際に自分の中で「出された課題はぜったい出す」と決めて……
その決意どおり1年間すべての課題を期日までに出すことができました!

えらいぞ私!

たぶんこの記事、締め切りを守る大切さを痛感して書いたんだと思います。
出さなきゃ自分の抱えている本当の「課題」を見てもらう機会を得られないんですよね。

その2「いろんなジャンルの文章に挑戦できたよ」

人から文章を教わるのは、おもに「脚本」が最初で最後。
企画書の書き方とかも教わったかもだけど、それはまた別というか。

でも今回、小説教室に通って、小説の書き方はもちろん……
書評とか、エッセイとか、いろんな文章に挑戦できたことはよかったです。

おかげで私は書評が苦手だということがわかりました……
本好きなのに本のこと書くの下手なの、小学生のときの読書感想文から変わらない。

作品だけじゃなくて、その前段階のプロットの書き方も知れました。
今までカンタンな箱書きだけでプロットまで書いたことなかったのです。

その3「エンドマークがつけられるようになったよ」

締め切りも守らず課題もろくに出さない学生だった延長で……
ひとつの作品を「書き切る」経験が圧倒的に少なかった私。

でも、締め切りまでに課題を書き上げるっていうそれだけの目標で……
作品の長さは問わず、書いたものに「エンドマーク」をつけられるようになれた!

どんなカタチでも一旦書き上げて……
プリントアウトして音読して、推敲する。

それを繰り返して推敲しきったものを提出するという……
先を見据えたスケジュールが立てられるように少しはなったのかな〜。

その4「他人の視点を借りて自分の作品を見られたよ」

教室に通う大きな目的のひとつでしたが……
自分以外の人の目に作品を晒す機会をとにかく増やしたいと思っていました。

正直、これまでの私の文章を書く経験上……

書いていくうちに「これ、おもしろくないんじゃないかな」とか……
「言いたいこと伝わらないんじゃないかな」とか……

読ませてもいないのに勝手に不安になってやめちゃうこともあったんです。

あと、これは若かったからというのがあると思うんですが……
いざ「ここは直した方がいい」と指摘されると……
「これがいいんだもん!」と意固地になって直さなかったりしたこともありました。

でも大人になってから先生の言うことを聞くと……
自分の見えなかった背中を見てくれて教えてくれてるんだって感覚です。

そういう見え方があるんだって受け止めると、また別の表現を考えられる。
それがとってもありがたくて、教室通ってよかったな〜て思います。

その5「作家を志す仲間ができたよ」

そして、授業では私だけではなく……
同じように志をもった作家志望の仲間が同じ時間を過ごしていました。

私はリモートの参加だったので、教室に足を運ぶ機会はあまりありませんでしたが……
同じ課題をこなしてきた仲間の作品を読むことも、新しい刺激になりました。

先日、もうすぐ1年間の授業も終わってしまうということで……
はじめてクラス会をすると、教室の仲間からお誘いをいただいたので、迷わず現地へ!

教室で授業を受けたあと、みんなでご飯をいっしょして……
ほんと〜にすてきな時間を過ごせました。

日常ふつうに生活してたら「作家になりたい」人なんてなかなか探し当てられません。
だからそういう人たちが集まる場に身を投じられたのはよかったですね。

私流、小説教室選びの外せなかったポイント

実は全国各地、小説を学べるところっていろいろあるんですよね。

私が通っていた大学も、文芸学科があったし……
カルチャースクールみたいなところでも、有名な作家さんや編集者の人が開いていたりもします。

意外とたくさんある選択肢の中でもこだわったポイントがあります。
それは……

リアルタイムでオンライン受講できる

このご時世、けっこうできていたのが
「オンライン」で授業を受けられるシステム。

昔は現地まで行けない人がその学校に通うための選択肢は「通信講座」しかありませんでした。

私は小学生の「進研ゼミ」から、通信講座はぜったい続かないとわかっていました。
できれば、教室に通って、強制的に勉強モードになる環境がほしい。

でも今は、わざわざ東京に出なくても……
東京にいる人と同じ授業をいっしょに受ける手段があるのですね。

私が学生の頃からこうだったら、進路も変わっていたのかな。

いろんな作家さんの講義が受けられる

最初からひとりの先生について、課題をこなしていくスタイルの教室もあれば……
いろんな経歴をもった先生方のさまざまな視点から学べるスタイルの教室もありました。

私はなるべく多くの視点を得たかったので、後者のタイプの学校を探しました。

教え方は先生みなそれぞれで、どの授業からも学ばせていただくことがありました。
かえってどの先生にも共通するような大切なこともあったようにも感じます。

小説以外の文章表現がたくさん学べる

そもそも、学生の頃に脚本を学んでいたこともあり……
脚本を学べるスクールも視野に入れていました。

自分は最終的に、脚本を書きたいのか、小説を書きたいのか。
いまいち決めかねる部分がまだあったように感じます。

それと、今回は文章表現の基礎の基礎から叩き直したいという思いもあったため……
形式やジャンルを問わず、幅広く表現を学べるところがあったらいいなと思っていました。

結果、地元にいながら自分だけでは到底得られなかった経験をさせていただけました。

来月から2年目の受講がはじまります!

昨日、1年間の講義をすべて修了。
来月から2年目に突入〜ということになります。

2年目はこれまでと変わってみっちり〜て感じのスタイルになりそうです。
それはそれでまた楽しみ!

学生時代は自分の表現の乏しさや……
まわりの仲間のセンスへの嫉妬に気が触れそうな時も多かったんです。

でも今は、素直に「書きたい」「もっと書けるようになりたい」と思う自分がいます。

そういう境地でまた創作に向き合うことができたことが……
今回のいちばん「よかったこと」だなと感じます。

登録販売者にPOPライターに作家?
二足でも三足でも草鞋を履いてやろうと思います。

今日も元気にいってらっしゃい〜!

-やすみ, 芸術

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