私の母方の祖父は今年の5月に92歳になりました。
80歳を過ぎても現役バリバリで働いていたじいちゃんは、今はお年寄りが暮らす施設の中で暮らしています。
そんなじいちゃんに、ある日衝撃的なことを言われました。
じいちゃんがおもむろに放った言葉
母といっしょに、じいちゃんへ会いに行ったときのこと。
じいちゃんは私を見るなり
「背ぇ、伸びたか?」
と言うのです。
私も今年31歳。
身長はとっくにとまっているし、健康診断の結果も誤差程度のちがい……
「うーん、最近は縦よりも横の成長の方が……」
と、私が言うと母も「太ったから大きく見えたんだよ~」と便乗。
それに対してじいちゃんは……
「そうだな」
と、納得……
そ、そうだな……
じいちゃんに会いに行くのは久々でもないのに、そんなに成長を感じるほど太ったのか私。
晩ごはんに炭水化物を抜くくらいでは生ぬるいのか。
運動せねば……
じいちゃんの知られざる特技
じいちゃんは週3日、デイサービスを利用しています。
その記録が連絡ノートに書かれているのです。
つい数年前まで現役で会社に勤めていたじいちゃんは、まだまだ元気。
デイサービスでやったゲームでは、ハンデなしで優勝したと書かれていました。
じいちゃんはけっこうデイサービスが楽しみなようです。
その記録に「ぬりえをとても上手にできた」と書いてあったので見せてもらいました。
そのぬりえがこちら……
えっ
じいちゃん……
すごく上手~。
私が想像していたぬりえとは全然違う仕上がりにびっくり。
母も「ぬりえを塗ったところなんて見たことないから~」と、自分の親の知られざる特技に驚いていました。
そこで、じいちゃんに日頃からぬりえを楽しんでもらえるように、帰りに書店へ行って大人の塗り絵の本と24色の色鉛筆を購入。
次に会いに行くときにプレゼントしようと思います。
じいちゃんにはもっと長生きしてほしい
私にとってじいちゃんは、尊敬する大人の一人でもあります。
ふだんニュースや新聞に目を通してるから世の中のことに詳しくて、日頃の話題も時事ネタが多くて、私が思う「大人らしい大人」です。
私も子どもの頃からとてもかわいがってもらって、本当に大切にしてくれていました。
そんなじいちゃんにはいつまでも元気に長生きしてもらいたいです。
じいちゃんにいつかひ孫を見せられるかは、謎だけど……
じいちゃんに喜んでもらえるように、私も日々がんばって生きていきたいな~。
よ~し、今日もお仕事はりきっていってきます~。