ドラッグストアのお仕事が、意外に力仕事だと思われていないように……
私自身、この仕事に就くまで知らなかったこともあります。
ふつうに考えれば当然であるのですが
「えっ、これ全部手作業でやってるの」
と思ったのが、商品の期限切れチェックです。
目次
完全目視のアナログ作業「賞味期限チェック」
医薬品はもちろん、食料品やペット用品、なかにはシャンプーやハンドクリームなどにも……
数あるアイテムの中には「賞味期限」や「使用期限」が存在します。
期限切れチェックは、会社によって商品の種類でさげる期限の間隔が決まっていたりします。
たとえば、医薬品は3ヶ月後の期限は切迫品対象である、など。
これら期限切迫品をみつけだして、値引き処理や返品処理をかける必要があります。
その期限を確認する作業が、すべて人の目、手によるものなのです。
膨大なアイテムの期限を黙々と見て回る
いや、ふつうに考えればそれ以外にないのかもしれません。
でも今のドラッグストアのアイテム数に対して、すべて人の目なのです。
これはすごいことだな~と、私ははじめ衝撃的に思ったのです。
膨大な商品をひとつひとつ手に取って、くるくる回しながら期限を探して、目で見て確認して値引きしていく作業……
とくに問題なく売れている商品の棚が続くと、ただ期限を眺めるだけの作業と化してきます。
見落としが起きるのは人間の能力の限界なのか
それでも、時々売場を見ていると、ちゃんとチェックしたはずの商品棚から、時空を超えてきたとしか思えないような期限切れをした商品がでてきて冷や汗をかくことも。
チェックの時点で手を抜いてしまっていることも考えられますが……
それ以前に、先入先出が徹底されていなかったりすることも期限切れ商品を出す事態を招いているように感じます。
あとは、よく切れる商品はいかに発注せずまわしていけるかを考える必要もあるかもしれません。
AIのように感情もなく淡々とデータ処理できるような存在が作業をするのであれば、負担する時間も減らせそうだな~、なんて考えることも。
期限をデータ化して知らせるサービスもあるらしい
期限切れチェック、もっと効率よくできないかな~。
というのは、きっと誰もが考えることだと思います。
実際、調べていると、すでに期限切れチェック機能のついたハンディターミナルなどを販売する企業もあります。
あらかじめ商品データなどを入力しておけば、期限切迫時に知らせてくれるようなサービスが主です。
う~ん、最初に商品を登録する作業が大変そうですが……
登録してからがラクだから、全体的な作業効率的には上がるんでしょうかね。
スマホにある家庭用の賞味期限管理アプリの存在
賞味期限管理のリミッター(Limiter)
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たしかに、おうちの冷蔵庫ひとつ管理できていない節が……
商品の登録件数に限界がなければ、こっそりよく期限が切れるお店の商品をこつこつ登録しておきたい気がします。
期限切れを出さないようにがんばるぞ~
会社がこうした便利アイテムを導入するかはわかりませんが……
正直、AIの普及も接客ではなく、こういう場面に期待したいです。
まだまだ人間様も負けてられないぞ~、ということで、せっせと期限切れチェックしていきます~。
今日も元気にいってらっしゃい!