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「黒薔薇アリス」の続編! 愛と繁殖のヴァンパイアが再び

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先日、あるコミックスが発売されたのでさっそく読ませていただきました。

それがこちら「黒薔薇アリス D.C.alfine(ダカーポ アルフィーネ)」

実はこの漫画……
およそ10年前に、私が熱心に読んでいた漫画の続編なんです。

「第一部完!」「つづきはまた!」と告げ、幕を閉じ、10年。
まさか本当に再び物語が動き出すとは、と、嬉しく思いました。

今日はこの「黒薔薇アリス」について紹介させてください。


水城せとな「黒薔薇アリス」とは

「黒薔薇アリス」は「失恋ショコラティエ」や「窮鼠はチーズの夢を見る」を手がけた、漫画家・水城せとなさんによる作品です。

2008年から「月刊プリンセス」で第一部の連載が始まり、単行本は6巻まで発売。
2016年にはフラワーコミックスアルファから新装版の単行本が発売され、今回の第二部も、小学館の「月刊フラワーズ」で連載が開始。
ついに単行本第1巻が発売された、というわけです。

あらすじ

最新刊を読んだものの、ところどころ記憶に抜けているところがあって……
第一部のコミックスを引っ張り出しあらためて読んだのですが、やっぱりおもしろい〜。

以下は大前提、第一部からのご紹介です。

ストーリーの主な舞台は、東京・渋谷になりますが、物語の中心人物は外国からやってきたあるヴァンパイアです。

あらすじ

ウィーンの人気テノール歌手・ディミトリは、死んだとの噂が出るほどの事故に巻き込まれるが、一命を取り留める。
その後、出演する公演の出演者らが集団で不審な死を遂げる事件が起きた。

不審がるディミトリの前に、マクシミリアンと名乗る男から、自分が「吸血樹」になったと告げられ、やがてそれを自覚する。
ディミトリは、備わった能力で友人の婚約者で貴族の娘・アニエスカを物にしようとするが、アニエスカは目の前で命を絶つ。

ディミトリはマクシミリアンに命令し、アニエスカの肉体を朽ちることなくするが、魂は抜け、まるで人形のような存在と化する。

時は流れ、100年後の2008年、舞台は東京へと移る。
ある出来事をきっかけに、高校教師・菊川梓と、吸血樹・ディミトリが出会うのだが……

主要登場人物

ディミトリ 元テノール歌手の吸血樹、ある音程の声を出すことで人を殺めることができる
アリス   菊川梓の魂が入ったアニエスカの体、すぐれた「雄」を選ぶ立場に

他にいっぱい登場人物がいて、どの人も重要なんですけど、まずはこの二人。
第二部にも登場します。


「黒薔薇アリス」の他にない3つの魅力

ちょっと残酷のような、でも美しくて切なさも詰まっているこの「黒薔薇アリス」
今までの「ヴァンパイア物語」とは一線を画す、斬新な設定が魅力なのです。

「吸血鬼」ではなく「吸血樹」を描く

「ヴァンパイア」といえば……
にんにくや十字架が苦手で、日に当たると灰になってしまう「吸血鬼」を思いがち。

ですが、この「黒薔薇アリス」の「吸血樹」は、人間の死体に寄生して、人の血や死肉から養分を吸って生きる「植物」
口から出る虫の姿をした「使い魔」を利用して、養分を運んでもらったり、言語を習得したり、いろんな用事をこなしています。
自分で血を吸ったりはほとんどしません……

首の後ろに黒薔薇の刻印がされているのが「吸血樹」の証です。
首の周りに枝のような刻印(年輪)が広がり、それが首の前で繋がると、首が落ちて死にます。

人より長く生きられる吸血樹ですが、年輪の広がりには個体差があり、寿命はそれぞれのようです。

より優れた雄の種を残す「繁殖」を描く

この「吸血樹」は雄しか存在しません。
「繁殖」するときには「人間の女性」を相手にします。

「繁殖」は一度しか許されず、その後雄はすぐに死亡。
女性もそれから1ヶ月ほどで、種をばら撒き死んでしまいます。

第一部、東京を舞台にするときはディミトリ以外にも3人の吸血樹が登場します。
梓の魂を宿ったアニエスカの体「アリス」は、この4人からすぐれた雄を選んで、繁殖をするために存在します。
そのため、4人のヴァンパイアはあの手この手を使い、アリスの気をひくのですが……

強く美しい「個体」をもつ「雄たち」を描く

「吸血樹」の種は、自殺者はぜったいに選びません。
生きることに耐えられない個体では、繁栄することができないからです。

よりすぐれた強く美しい「個体」を選んで寄生するため……
吸血樹のみなさんはみんなめっちゃ男前〜。

しかも、肉体は歳をとらないので100年の時を過ぎても、見た目は若々しいまま。
う〜ん、羨ましいような、なんだかな……

ちなみに、繁殖に協力する約束をした「アリス」も、繁殖をしなければ、永遠に美しいアニエスカ嬢の姿のまま生きられます。


第二部はアリスとディミトリたちのその後

第二部は新たな登場人物も加わり、本当に、一部の続きがわかる! 内容になっていまいた。
これからどんなことが起きるのか、今から続きが楽しみです。

まだ「黒薔薇アリス」を読んだことのない人は、ぜひ第一部から読んでみるのをおすすめします。


それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。

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