ドラッグストアで医薬品登録販売者という資格者として働く靉(あい)といいます!
毎日たのしくお仕事させていただいています。
仕事が好きか嫌いか、と聞かれたら……
ぜんぜん「好き」だと思いながら働けているほうな私。
でも、いまの仕事は学生時代に思い描いていた職業とはまったく違います。
だって私の将来の夢はラジオ番組の放送作家だったもの。
「好きなことを仕事にできなかったのに『仕事が好き』ってどういうことなの」
「好きなことや得意なことがなくても楽しい仕事に就くことってできるものなの」
私が2度の転職を経験して行き着いた結論は……
「好きなことは必ずしも仕事になるとは限らないけれど、与えられた仕事を好きになることはある」ということ。
今日は「好きなこと」と「仕事」について思っていることを書いていきます〜。
目次
「趣味」はあくまで「趣味」なのか
私は幼い頃からラジオが好きで、高校生の頃には完全にラジオの仕事がしたいと考えていました。
大学生になると実際にラジオ局で番組のアシスタントのアルバイトをしたりもしました。
でも、ラジオ局からも制作会社からも拾われることはなく……
大学を卒業後はケーブルテレビ局の番組制作部に採用されました。
テレビもよく見るし、多少勉強したことも役に立つかな〜と思いながら……
取材、編集、収録など、なんでもこなしてきました。
でも、その仕事も2年しか続かなかった。
「好きなことを仕事にすることこそ幸せな働き方」だと思っていた私。
ところが、その期待値の高さを「現実」は優に超え、飲み込みました。
もし、新卒のあのとき、ラジオ局に勤めることができていたとしたら……
私は幼い頃からの心の支えを、拒絶する思いをしていたかもしれません。
「人より得意」でも仕事にするとハードルが
仕事選びをするときに「人よりも得意なこと」から、それを活かせる仕事を探す人もいるでしょう。
そういう意味では、私は人より「文章」を書くことが苦ではありません。
学生時代は映像や音響作品の台本を書く勉強もしていたし、新人賞などに応募しては、選考に残ったりしたこともあります。
テレビ画面や映画のスクリーンに、私の名前が流れることを夢見たこともありますが……
これに関しては私は早々に諦めています。
まず「納期」を守れたことがほとんどない。
そして数をこなすなどの「努力」ができない。
この2つを私は自覚していました。
趣味でときどきSNSやブログに公開して「いいね!」をもらうくらいの感覚で続けるならやっていけるかもしれません。
でも、こと「仕事」となると、途端にハードルが上がってしまいます。
「対価」を得る「責任」を負うことこそ「仕事」にできること
これを経て私が思ったのは、仕事において自分の「好き」や「得意」は「最優先」することではないな、ということ。
もちろん、いろんな選択肢を絞るのに参考にすることではあるかもしれない。
でも仕事の上で優先しなければならないのは、自分ではなく「目の前の誰か」のことがほとんどではないでしょうか。
たとえば、売場で作業をしていてお客様に呼ばれても、なお黙々と作業を続ける店員はいないと思います。
だいたいはお客様の方に駆けていくのではないかと。
好き嫌いで仕事は成り立ちません。
「目の前の相手から対価を得る」からこそ、責任をもってまっとうすることこそ「仕事」だという考えに立ち返った私。
だから「好き」や「得意」よりも、目の前の相手に何が提供できるのかにスポットを当てて、自分を見つめていった結果……
私はいまドラッグストアで店内を走り回っているのです。
「いま好きなこと」だけが世界のすべてではないという意識を
「ラジオが好きだから」「文章を書くのが得意だから」
私はそれしかできないし、それを活かした仕事に就けないのかと言ったら……
そんなことはぜんぜんありません。
むしろ、そこから目線を外したことで、新しい「市販薬」の世界を覗くことができたし、そこで自分ができそうなことを見つけることもできました。
自分の見える世界をどんどん広げていきたい。
狭い世界で生きていきたくはありませんよね。
「好きなことは必ずしも仕事になるとは限らないけれど、与えられた仕事を好きになることはある」
けっしてネガティブに捉えることなく……
新しい世界の扉をいつでも叩けるように、アンテナ張っていきたいと思います〜!
今日も元気にいってらっしゃい!