ヘルスケア 接客

くすり売りを悩ませるこの季節の問題とは?

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昨冬の話になります。
今の会社に勤めだして二度目の冬です。

私より一回りくらい年上そうな女性のお客様が尋ねられました。
「 家族がインフルエンザだけど部屋は別々に暮らしているから全然大丈夫。喉がかゆくて違和感があるけど、どれがいいうがい薬かな」
お客様は、マスクをせずに来店されていました。
直接は伺いませんでしたが、おそらく自宅でもマスクの着用はしていないだろうと感じました。

当時の私は、身近に感染者がいることで、インフルエンザの感染の可能性が非常に高いこと、一刻も早く病院で検査を受けることをお客様に自分なりに丁寧にお伝えしました。
病院の受診をすすめられたお客様はとても驚いた表情でした。

「え、こんなに元気なのに、病院へ行くの? どうして?」
「実際にのどの違和感を感じられているようですし、インフルエンザでも必ずしも高熱から発生するとは限らないので、早く治療に入れれば、それだけ回復も早まりますので……」
「でも家族とは部屋も別だし、ほとんど会わないんだけどね」
「部屋は別でも同じ空間を共有することはあるでしょうし……それに、インフルエンザだった場合、市販薬の中には飲めないお薬もありますし、今回はうがい薬をお探しですが、悪化したときのことを考えると早めに病院へ行かれた方が……」
「でも、来週にならなきゃ私、病院いけないから。とりあえずこれ買ってきます」

と言って、うがい薬をひとつ手に、レジへと向かわれました。
その日のその接客に関して、私はお客様の心配よりも、自分のからだの心配の方が圧倒的に強く、帰宅後は念入りにうがいと手洗いをしました。

なぜ、身内にインフルエンザの患者がいるとわかっていながら、マスクもせずに外出ができるのか。
自分はインフルエンザにかからないと言わんばかりに健康であることを信じ切れるのか。
自分がこういった仕事に就いているから意識が高いだけなのか。
はたまた周りの人々の意識が圧倒的に低いからこうなのか。
いずれにしても、私たちの働くところはこういうところなのだな、と再認識させられた出来事です。

最近、大手小売企業が従業員のマスク着用を禁止したことが、SNSをはじめ話題となっているのを目にします。
企業の決断に、思うところはいろいろありますが、寒くなっていく一方、いよいよ誰もが本格的に、自分の身は自分で守っていかなければならないのだなあと考えますし、自分自身、知らないうちに病気を広げるような真似はしたくないものだなあと思うのであります。

みなさんがこの冬も無事健康で過ごせることを祈っています。
今日も一日がんばりましょう。

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