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医薬品 接客

デリケートゾーンのお薬相談の本当のところ!

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皮膚薬売場でお悩みのお客様に声を掛けられました。

この日は立て続けに、デリケートな部分での塗り薬の使用を相談されました。
痛かったり、痒かったり。

でも場所が場所なので病院で診てもらうのは恥ずかしい。
という具合の相談です。

割りとある相談になりますが、当然患部を直接見られないので……
いかにお客様からヒアリングできるかの対応になります。

この日は股の付近を指でかいたら傷ができて痛いというお客様と、旦那様が腰の付近でおそらく床ずれの症状が見られるというお客様でした。

傷を作ったお客様は割りと深めの傷……
じゅくじゅくしてはいないがとにかく痛くて気になる、とのこと。

化膿したらちょっと厄介だと思いましたが、あまりに粘膜部分に近いようならステロイドや抗生剤の入ってるような化膿止めは避けた方がいいのかなどうかな……と思い、化膿止めの説明をしつつ、フェミニーナ軟膏のようなかゆみ止めの方を勧めてみました。
後者を選ばれましたが、痛みを伴う傷ですし、あまりにも効果が感じられなければ必ず病院へ行くように促しました。

床ずれのお客様。
床ずれがピンポイントで効能として書かれているお薬ってないよな……
と思いつつ、かぶれのような症状で、かゆみがあるという点。

そして先述したお客様ほど、患部がデリケートな部分から近くないと見て、こちらのお客様には化膿止めを勧めてみました。

床ずれ、の記載はないけど、あせもやかぶれのようにも捉えられそうだし……
炎症を抑えることで一番気にされている痒みも抑えられそうだし、掻きむしってしまっている場合は抗生物質が殺菌もしてくれるから、治癒力も上がるはず。

患部を清潔にしてから塗ってください、と説明。
そのまま購入されました。

以前薬局時代に奥様が腰にやけどをしたというお客様がいらっしゃったことがあります。

患部はじゅくじゅくして膿も出ている状態だと聞き、すぐに病院へ連れていくように言いました。
しかし、患部がお尻に近く、ご本人は病院で診てもらいたがらない。
家で手当したいと言い張りました。

その時は、傷口が新しいということもあり、モイストヒーリングの絆創膏の使用を提案しました。
体液を吸って傷口を修復するものだと説明しました。

ただやはり実際のやけどの具合がわからず、ご高齢ということもあり心配だったので、良くならない場合はすぐに病院へ行くようにと再度伝えました。
あのお客様、どうしただろうなあ。

あせもくらいの症状ならまだ市販薬で済ませることは考えられますが……
やけどだったり患部が化膿を起こしていたり、処置が遅れて後々悪化、傷跡が残ってしまう、なんてこともあるし。

本当は恥ずかしがらず、ちゃんとお医者さんに診てもらうのがいいのになあって思っています。

結局は私たちも、お客様の証言を頼りにの対応になってしまうので……
受け取るニュアンス次第で選択を誤る可能性があると思うと、受診勧奨せざるを得ないですね。

今日もお客様にとって、一番の提案ができますように。

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