「いまの時代、学歴なんて関係ない」
という価値観が、日本でもできつつあるとは思いますが……
まだまだ大卒でないと採用試験すら受けられない企業もありますし、学歴はあったほうが有利な部分はあります。
とはいえ、中には進学したくても……
お金の問題、家庭の問題、などなどで諦めてしまった人もいるかもしれません。
学歴がないことで、今後ず〜っと他人より不利な状況で生活しなければならないのでしょうか。
そんな不安を抱える人にこそ知ってもらいたいのが、私も取得し仕事にしている「登録販売者」という資格です。
自分の未来を明るく切り拓きたいあなたは、登録販売者の資格取得を目指すのをオススメします〜!
目次
登録販売者受験は学歴不問の誰でもチャレンジ可能な試験
登録販売者の受験資格は、現在(令和4年8月時点で)なんにも問われません。
年齢、性別、学歴、職歴……いっさい不問。
いろんな事情で進学を諦めた人でも、いつでも医薬品の専門の世界へ踏み出すことができます。
今は実務経験の有無も問われず受験できるので、まずは受験してみる! というのは全然アリ。
一度合格すれば、失効することのない資格なので……
自分が「いまだ!」と思ったときに、求職活動を始めることもできます。
登録販売者として働くとこんなメリットがある
では、学歴不問で取得できる登録販売者という資格にはどんなメリットがあるのか。
何度となく紹介していることですが、あらためてピックアップしてみます。
学歴がなくても、この資格があれば拓ける未来があります。
資格手当や昇進で良い収入が得られる
登録販売者の資格をとって働ける職場では、資格手当が支給されることが多いです。
手当の金額は企業によります。
職場に同じ学歴の人が働いていたとしても、この資格があるかないかで少なくとも収入に差ができます。
また、経験を積んで条件を満たせば「管理者」として扱われます。
管理者になると一人で売場を任されることも少なくありません。
はじめはアルバイトとして採用されていても、正社員登用の話がかかる可能性が出てきます。
学歴は関係ありません。
仕事の実力と経験を認められ、評価されるようになるのも、資格者として一生懸命働くことで得られるのです。
全国で職場を選べる立場に変われる
登録販売者が活躍できる職場は、ドラッグストアや薬局に限らなくなりつつあります。
コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ホームセンター、家電量販店……
医薬品を販売するお店が増えているいま、この資格を持つ人は歓迎されることが多いです。
登録販売者は、一度販売従事登録を済まして働けば、全国で通用する資格になります。
なので働いた職場を辞めて別のお店で働きたいと思ったときや、県外で暮らさなければならなくなったときも、転職活動に有利に働くでしょう。
学歴がないと、募集される求人が少なく選択肢が狭いのが現実であると思いますが……
資格に関する職場であれば、自分に合った職場を「選べる立場」に変わることができます。
自分のお店(薬店)を開業できる
実務経験を積み、管理者要件を満たした登録販売者は、自分でお薬のお店を持つことが可能です。
お店を持つと、くすりの知識だけでなく経営やマーケティングなどいろんな知識やスキルが必要かもしれません。
でも、独立して自分で商いをしたいという夢を持つ人にとっては……
その夢への一歩として、登録販売者資格の取得があります。
何度もいうように、登録販売者の資格は誰でも取得していい資格です。
資格ひとつ持つことで、自分で持てるお店の幅が広がるのは夢がありますよね。
自分一人で扱える市販薬だけで9割はありますし、第一類医薬品も扱いたいのなら薬剤師さんを雇用すればオーケー。
漢方薬局も開けるし、自分だけのお薬のセレクトショップが持てるなんてワクワクします。
いろんなビジネスの可能性がある
登録販売者は市販薬を販売するために作られた資格ですが……
いろんな立場の人が取得することができるので、会社勤めやお店の経営以外にも選択肢はありそうです。
たとえば、同じ資格者のための講師になることもできるし、健康やくすりのアドバイザーとして活躍することもできそう。
私のように個人でブログを書いたり、どこかでコラムを書かせてもらうことも考えられます。
福祉や医療の分野で働く人が、知識を広げ役に立てるようにと資格を取得する例もありますし……
有名人でも自身の開く教室のために資格を取得したという人も今ではいらっしゃいます。
だから私は、登録販売者の資格を取得したからといって、ドラッグストアで働き続けるだけの人生ではないと思っています。
自分自身に常に向上心や探究心があれば、自分の強みを活かした活躍ができるものです。
登録販売者は誰でもなれる、でも最低限の努力と投資が必要
受験の条件がなくて、持っていると給料も上がり、仕事の選択肢も広がる資格「登録販売者」
こうして聞いていると「最高じゃ〜ん! 私も登録販売者になりたい!」と思えてくるかもしれません。
でもそのためには最低限の努力と投資が必要だと思っています。
それは「合格するための勉強」を続けること。
誰にでも未来を切り拓く扉が用意されているけれど、誰でもカンタンに扉が開くわけではない。
どんな準備をすればいいのかを説明します。
合格条件
登録販売者試験の合格の条件は受験者の成績順ではありません。
- 120点満点中7割(84点)以上得点していること
- 各章で3.5割以上(各都道府県の基準による)得点していること
この2点をクリアした人は、全員合格です。
受験者が何人いても、まわりの受験者が全員満点でも、あなたが条件を満たしていれば合格です。
あなたがすべきこと、それは最低合格基準点の84点を確実に獲得する努力をすること。
つまり「合格できる勉強をすること」なのです。
勉強環境
するとまず揃えなければならないのは、あなたが合格するための勉強をする環境を整えることです。
最適な勉強環境は人それぞれです。
私は自分で参考書や問題集を購入し、カフェや自宅で独学で勉強を1年間ほど続けました。
その結果、地元の試験で一発で合格を決めました。
自分で教材を買うならいろいろ揃えても1万円はかかりません。
でも、独学は常に自分との戦いなのでモチベーションを保つのが大変です。
また、どんな教材を使ってどの手順で勉強していけばいいのかわからないという人もいるでしょう。
なので「通信教育」を選ぶ人も多くいます。
通信教育なら、プロの講師に相談したり、添削してもらえるサービスもあります。
完全独学より少し値が張りますが、継続できる可能性が高まりますし、短期間集中で勉強できるのもメリットです。
どの勉強手段でも、自分に合った方法を選べばオーケー。
ただ、勉強時間や費用を「ムダ」に思わず、必要であればどんどん「投資」することが肝心です。
登録販売者をめざして、自分の人生を切り拓こう!
登録販売者は全国で通用する学歴不問の市販薬販売の資格です。
資格を取得することで……
- 収入が上がり
- 職場が選べ
- 自分でお店を開業
できるのも夢じゃありません。
それには、合格の条件を満たすための勉強をしなければなりません。
明るい未来を手にするために、ここは浪費ではなく「投資」と考えて、自分に合った勉強方法を選ぶべきですね。
学歴がなくても、社会はこの資格をがんばって取得した、あなたという人物を見てくれます。
ぜひ、資格取得に挑戦してみてください。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!