地方のドラッグストアで医薬品登録販売者として働くアラサー女の靉(あい)といいます。
「登録販売者」として市販薬や健康についてお客様の相談にのったりお薬を選んでさしあげたり……
そんなことができるこの仕事が好きだし、できることなら長く続けていきたいと思っています。
でも、今の仕事でなければこの先生きていけない、とまでは思っていない自分がいます。
矛盾するかもしれないけれど、登録販売者である自分に固執はしたくないと考えることがあります。
目次
「登録販売者」という資格で人生が変わった、それは事実
私は学生時代に芸術の分野を学び、最初の仕事はテレビ関係の会社に就きました。
幼い頃からテレビやラジオが好きで、その世界にしか興味がなかった私でしたが……
就職先で挫折を味わい、退職を選びました。
自分が何者なのかも曖昧なときに出会ったのが、次の就職先の調剤薬局。
そこで「登録販売者」という資格をはじめて知りました。
この話は、当ブログでも幾度となく話題にしてきました。
それだけこの資格との出会いは電撃的で、私の人生は一気に変わりました。
本当に、取得できてよかった〜と思える資格です。
そんな資格に「固執しない」って、靉は登録販売者を辞めちゃうかもしれないの〜と、思うかもしれませんね。
「くすりを売るため」だけの登録販売者ではないという考え
もうひとつ、私は何度か「登録販売者はくすりを売るのが仕事なのか」というのを話題にしたことがあります。
「商い」の本質について考えることもしたし「販売」以外に資格を活かせる働き方も考えました。
私が思っているのは……
この資格を取ったことを通して得たのが「くすりの知識」だけではないのではということ。
人と接するときのスキルも身につきます。
どうすれば商品が売れるかという戦略を考えるようにもなります。
それに、この資格を取り巻くルール、職場環境、将来性……
働いているといろんなものが見えてくるし、課題点もたくさん。
私はこの「登録販売者」の資格ひとつ取ったことで「くすりを売る」以外にも多くのことを得たんだと感じています。
「誰かの役に立つ」ために自分にできることは何かを考える
そうして得たものは、現場が変わってもきっとどこかで役に立ち、活かせることなのだと思うのです。
以前も記事に書いたことがありますが、私の今の目標は
- ドラッグストアを中心とした市販薬販売をする小売店に特化した魅力的な販促のカタチをみつけること
- 接客方法や売場の見せ方、POPの書き方などのあり方を見つめ直し、共有できる環境を整えられる人間になること
- 現場で働く人の悩みや疑問を解決して笑顔に導く方法を考えられるようになること
この3つです。
こういう考えができるようになったのは「登録販売者を目指し、資格取得し働いた」経験があるからこそです。
今の会社に入る前は「もっと多くの人の健康のサポートができるようになりたい」と思っていました。
今もこの思いは変わりません。
そして、ありがたいことにその通りのことをたくさん経験させていただいています。
これからも、日々学び、貢献していきたいと思うばかりです。
仮に、今ここにあげた目標や思いとは、またちがう現場で働くことになっても……
そこで私に求められていることを、私ができる限りにこなしていきたいという考えです。
生きていて「この仕事でなければならない」ことはないと思う
私は一度「これじゃなきゃダメなんだ」と思っていた仕事を辞めています。
そして、それまでの半生で考えもつかなかった仕事を「好き!」と思って続けています。
とても運命的ですが、それでも「この仕事でなければならない」ことはないんだろうなと思っています。
人生、いつ、どんな出会いがあるかわかりません。
自分ができることがなんなのか、どこでどういうふうに役に立てるのか。
そのことを一番に考えながら、今日も働いていこうと思っています。
たのしくお仕事できることに感謝します。
今日も元気にいってらっしゃい〜!