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仕事観

登録販売者はくすりを売るのが仕事? 商いの本質を考えてみた

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私たち医薬品登録販売者は、市販薬を取り扱うことができる資格者です。
薬剤師さんのいないお店では、登録販売者がお店に立つことで市販薬を販売することができます。

では……

「登録販売者は市販薬が販売できるというだけの資格でしょ」

と、思いながら仕事をしているかというと……
私はそうは思っていません。

「くすりを売ること」が仕事にはならない

たしかに、登録販売者は市販薬を「販売」することが前提の資格です。
でも、昨今のドラッグストアの形状でいくと、カウンター越しの接客なんていうほうがごく稀であり……
われわれがわざわざ売ろうとせずとも、くすりは勝手に売れていくのも現実です。

しかし、それだと私たち登録販売者は市販薬を販売するためだけに、ただお店に立たせておくだけの存在になってしまいます。

「くすりの販売」が仕事の本質でないとしたら、私たち登録販売者の仕事とは、なんなんでしょう。

「商売」とは○○をカタチにして売ること

2019年、マーケティングコンサルタントの松野恵介さんが参加するセミナーへ出席しました。
そのときのお話はどれも非常に興味深くて……
メモを取る手が止まることがありませんでした。

中でも印象的だったことで「商売とはお客様の思いや考え、哲学をカタチにして売ること」という言葉がありました。

私がくり返しブログ記事で伝えている「お客様のことをよく見た上で必要な商品をさっと差し出す」という思いは、この言葉から生まれました。

登録販売者は、市販薬の専門家でありながら……
その知識をお客様の目線に合わせて提供できる商売人です。

専門の学校で学んでいなくとも、それぞれが歩んできた人生や経験でもったアイデアやスキルこそ生きる資格です。

どんなお手伝いをすればお客様に喜ばれるか

商いをする者にとって「モノを売ること」が仕事ではなく……
「お客様のなんのお手伝いができるのか」が仕事の中身だということ。

お店や従業員、いろんな選択肢がある中で「どうせ買うならあの人から」と思っていただける仕事がしたいところです。

市販薬を売ることができる資格ですが、時に「売らない」という選択肢を提供できるのも、登録販売者です。

そのお客様を見て、養生法をお伝えするのがいいのか、病院をおすすめするのがいいのか。
健康のお悩みを聞いてさしあげて、いっしょに解決方法を考えるのも私たちの仕事と言えるのではないでしょうか。

自分にしかできない、誰かを喜ばせることのできる何かを追求していきたいと思います。

資格者として、商売人として、誇りを持って仕事ができることに感謝します。
今日も元気にいってらっしゃい。

-仕事観

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