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貼り薬が効かない! 飲み薬と併用したいお客様

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「腰が痛いんだけど、痛みを止める薬ないですか」
と、尋ねられたのは60代くらいの男性のお客様。
貼り薬でお探しですか、と聞くと、貼り薬は持ってるんだよね、という。

「市販で買われていますか」
「いや、病院で出されているんだけど、あんまり効いている感じがしなくて」
「お薬の名前ってわかりますか」
「ロキソニンです、ロキソニンテープ」

病院では貼付薬のみで、内服薬はなし。
お話をうかがうと、お客様は「すべり症」と診断されたと言います。
あとで調べたのですが、ざっくり言うと、腰の骨がすべってずれている症状のことを言うようです。

「飲み薬にも痛み止めはあります。いわゆる解熱鎮痛剤ですよね。これは貼り薬と同じで一時的に痛みをとるものですから、痛みの原因を治すものではありません」
「よくテレビのCMで腰痛にって言ってる薬とかはどうなんですか」
「あれはね、痛み止めではないですよ」

肩こり、腰痛、眼精疲労など。
あらゆる痛みにおすすめされるくすりは、血行を促進したり、傷ついた神経を修復したりする成分が入っています。
解熱鎮痛剤のように、痛み止めの成分が直接入っているわけではありません。
血流を良くしたり体をほぐすことで、痛みを軽減していくねらいのものです。
継続的に飲む必要があり即効性があるものでもありません。

「お客様の症状がそうしたことを改善すれば快復に向かうものであれば、試してみる価値はあるかもですが、そういう感じじゃないですよね」
「そうだね」
「病院で飲み薬が出されないのは、お医者さんの考えがあってのことかもしれません。市販薬でも、飲み薬と貼り薬を併用して使うことは、あまりおすすめできるものではありません」
「そうなんだね」
「ちなみに貼り薬の効果があまり感じないということは、病院で先生に話されていたりしますか」
「いや、話してないかな」
「お話してないことで、先生はお薬が効いているものだと思って治療を続けてらっしゃるかもしれませんね。なるべく早く先生に相談されるといいですよ。もしかしたらお薬の処方を変えてくれるかもしれないので」
「そうだね、じゃあ今度行った時にそう言ってみるよ」
「それがいいですね。もしお医者さんが、市販薬を試してもいいっておっしゃるのなら、またご相談にいらしてください」

腰の骨は関節や靭帯などに支えられているはずですが、何らかの原因でその機能が働いていないことで「すべり症」という状態になってしまうようです。
とくに年配の人に、骨や関節が変形したり、軟骨がすり減ったりして起こるすべり症が多いとのこと。
適切な治療を受ければ、ラクになれるものだと知りました。
病院での治療の妨げにならないよう、アドバイスしていかなければなりませんね。

今日もお客様にとってよい提案ができますように。
それでは元気にいってらっしゃい。

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