たまにはゆるネタです。
「絆創膏どこですか」
と、よくお客様に聞かれるので、ご案内すると……
「ちがう、これじゃない」
と言われてしまいます。
「絆創膏」がほしいんじゃないの?

「絆創膏、ですよね」
と、再度売場を示しても「これじゃない」とお客様。
一人や二人ではありません。
「絆創膏」をお求めのお客様は私の思う「絆創膏」のイメージではないのです。
なんだろう……と考えていると
「絆創膏は、ガーゼとかを止めるやつじゃんけ」
「ああ、サージカルテープのことですね」
じゃあ「絆創膏」はなんて言うの?

と、絆創膏とは別の売場をご案内。
「そうそう、これこれ」
と言って、商品を選びだすお客様。
お客様たちの言う「絆創膏」とは……
ガーゼやチューブを固定するために使う、医療用の「サージカルテープ」のこと。
たしかに、商品によっては「ばんそうこう」と表記のあるものもありますが……
では、私が「絆創膏」と認識している、あれは一体、なんて呼ぶのか。
「これは、カットバンずら」
そうか、カットバンか。
世代や地域によって変わる商品の呼び名
「絆創膏」の呼び名は、地域によってちがいがあるようです。
東京の人は「バンドエイド」
山梨の人は「カットバン」
北海道の人は「サビオ」
などなど……
とくにいま私が勤めるお店の地域は、その特色が色濃いのかも知れません。
またひとつ、この地域のお客様のことを知れたの、かな。
地域の特色を垣間見るのもこの仕事ならではか
お店によってお客様の習慣もちがいます。
家族が入院するとお見舞いに来てくれた人全員にお土産を持たせる習慣がある地域とか。
これは、商品の包装の依頼が来たときに初めて知りました。
その地域の特色や生活を垣間見るのも、お店に勤めているものならではなのかなと思います。
もっと地域の皆さまに寄り添う接客ができますように。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。