今日、東京・上野動物園に生まれたジャイアントパンダ、シャンシャンが中国へ返還されます。
小さい頃からずっと見守り続けてきたシャンシャン。
はじめて彼女と対面したのは、1才の誕生ウィークの日曜日でした。
上野動物園に入るまでに、1時間。パンダ舎に並んでから3時間後の出会いです。
それからも、年に何度か上野動物園を訪れては、シャンシャンの成長を見守り続けました。
感染症流行を乗り越えての動物園再開後、久しぶりに対面したシャンシャンは、ほんとうに大きくなっていました。
上野でみんなに愛され、すくすくと育ったシャンシャン。
中国へ行ってもきっとたくさんの愛に包まれることでしょう。
ありがとう、シャンシャン。
推しの引退、撤退、訃報、そのときファンとしてどうあるか
「推しは推せるときに推せ」という言葉があります。
いつどこで、推しがどんな決断や転機を迎えるかはわかりません。
引退をはじめ、解散、撤退、そして訃報……
昨年、私が最も愛するショコラティエのひとり、フランクフレッソンが亡くなりました。
日本のサロンデュショコラで出店したときにしか、彼のチョコレートは食べられませんでした。
でも、いつか絶対にフランスの彼のお店に行って、しこたまチョコレートを買って帰るんだと思っていました。
あまりにも早いお別れでした。
彼の訃報を知ったその瞬間、とてつもない悲しみに襲われ、体が動かなくなりました。
なにもする気が起きなくなり、ただ悲しくてひたすら泣いていました。
そのとき、推しの突然の別れを目の当たりにした私は、その悲しみを認め、受け止めることにしたのです。
すると、これまでの思い出を抱き、好きでいさせてもらったことへの感謝が込み上げてきました。
今後、きっと推しとの別れは何度か訪れるかもしれませんが……
そのときはこのあり方を思い出してみようと思っています。
「変化し続ける推し」だからこそ惹かれるし推している
この世に「永遠」がないように……
推しはそのままの姿でずっとそこにいてくれる訳ではありません。
でも、私はむしろ推しが変化し続ける姿にこそ、惹かれ、応援してきていたな〜と思うのです。
私の唯一神、西川貴教がとってもいい例!
彼は歌手として世にその名を轟かせましたが、決してそれに止まらず……
肉体を鍛え、地元を愛し、弁も立つ。
常に変化しマルチに動き、いつも同じ場所に留まることをしてきませんでした。
それが最強にかっこいい人。
もちろん、推しが発信するものに対して、受け手として好みかどうかを感じることもありますが……
推しの変わっていく姿勢というものを、常に尊重したいというファンのきもちでいます。
推しの変化を受け止める覚悟はできているか
上野の外を見たことのないシャンシャン。
彼女のことを思うと、不安な思いになるファンのきもちもわかります。
私だってそう。
でもおてんば娘の本人は案外、外の世界に興味津々かもしれませんね。
今は寂しいきもちでいっぱいだけれど……
新しい土地で、大好きなボーイフレンドを見つけて、かわいい仔のお母さんになる。
そんな彼女の未来を、全力で応援したいな〜と思います。
シャンシャン、幸せであれ。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!