棚替えの季節です。
商品の配置を変える作業のことを言います。
多くのお店は春と秋の二回くらいは経験するのではないでしょうか。
私は得意ではないのですが、わりと好きな作業の一つです。
その理由は3つあります。
- 模様替えをするみたいで新鮮な気分になれるから
- 新しい商品が仲間入りして楽しい気持ちになれるから
- 指示通りに売り場が作れたときがとっても快感だから
一個一個解説します。
模様替えをするみたいで新鮮な気分になれるから
前は下の段にあった商品が、上の見えやすい段に移動してきたり。
同じような商品が仲間同士で一か所に集められたり。
元々ある商品の配置が変わることで、売場に新鮮さが出ます。
がらっと配置の変わる棚もあるので、お客様から
「ここにあったあの商品はどこにいったの?」
と、尋ねられることもしばらく増えてしまうのですが……
定期的にこの棚替えをやることで、いつまでも新しいお店に来たような感覚に戻れるのは楽しいことだと思います。
以前の配置よりもわかりやすくまとまった棚になっていると嬉しいですね。
「そうそう! この商品は、絶対この商品の隣がいいって思ってたのよ~」
と、会社の指示に共感しながら棚替え出来たら最高ですね。
新しい商品が仲間入りして楽しい気持ちになれるから
棚替えの多い春と秋は、多くのメーカーが新商品を発売する季節と重なります。
なのでお馴染みの商品との間に、どんな新商品が入れ込まれるのかは楽しみな部分です。
指示を読みながら、この商品は売れそうだな、とか予想するのも楽しいです。
新商品の入れ込みと同時に、売場から削られるカット品も存在します。
カット予定となって売り切ってしまい、穴が開いた棚のスペースに、ようやく新商品で埋めることができるのも嬉しいです。
残ったカット品は早く売り切りたいので、さらに割引になって売られることもありますね。
なんとなく食べたことのなかったあのお菓子に、このタイミングで手を出すこともよくあります……
指示通りに売り場が作れたときがとっても快感だから
棚割りが写真とともに送られてくるので、その指示に沿って新しく棚を作ります。
でも、どうやってもその指示通りにならない! と頭を抱えることもあります。
「えっ、絶対この商品3フェイス(一つの商品を横三列に陳列)にならない!」
「えっ、どう考えても一人30分で終わる作業量じゃない!」
「えっ、今抜いた商品、入れ込む指示が見当たらないよ!」
などなど……私たちになかなかの試練を与えてくれます。
だからこそ、指示通りに棚をつくることに成功したときは、達成感に包まれること間違いなし!
いかに効率よく、早く正確に棚が作れるか。
いい頭の体操だと思いながらやってみるとおもしろいかもしれません。
楽しむのも面倒に思うのも自分次第!
棚のピッチを変えたり増設したりすることもあるので、なかなか面倒なことも多い作業です。
でも、同じ作業をするのだったら断然楽しんでやった方が得ですよね!
ちょっとしたひと手間にも、面白さを見出して、仕事していきたいものです。
今日も元気にいってらっしゃい!