先日、ドラッグストアに勤める登録販売者なら……
市販薬の相談だけじゃなく生活そのもののサポートもできる知識があった方がいい!
という記事を書きました。
でも、知識を積む範囲を医薬品以外にまで広げると……
その習得により時間がかかるのは当然のことです。
「誰よりもお客様のお役に立てる資格者になりたい」
「お薬だけじゃなく同時に衛生用品などをご案内したい」
「膨大な商品知識の習得をぎゅっと同時進行でできるアイテムがほしい」
そんな悩める現役登録販売者さんのために生まれたともいえる……
心強い書籍をご紹介します、それが……
目次
「現場で使える新人登録販売者便利帖 もっと症状から選ぶOTC医薬品」
じゃーん!
登録販売者講師・仲宗根恵さんの著書「現場で使える新人登録販売者便利帖」シリーズ
「もっと症状から選ぶOTC医薬品」です。
以前より別の記事でこの本に触れたことはありましたが……
個別にスポットを当てて記事を書いたことがなかったので、改めてご紹介します。
「現場で使える新人登録販売者便利帖」シリーズは……
2016年に最初の本が出版されて以来、多くの登録販売者が目にしてきていると思います。
実務経験が少なかったり、資格取得後に必要な知識の学びの場が少ない資格者のために……
筆者の仲宗根さんの経験や現役の資格者から寄せられるリアルなお悩みをもとに書かれてきました。
このシリーズ本のどれをとっても大切な知識がいっぱいなんですが……
中でもこの「もっと症状から選ぶOTC医薬品」には、ほかの登販本にはない特徴があるんです!
前書で紹介しきれなかったカテゴリのお役立ち情報が満載
はい。
こちらは2017年に刊行された「症状から選ぶOTC医薬品」です。
前書では「痛み」「風邪」「胃のトラブル」など……
お店でとくに相談の多い事例や症状について解説されています。
「症状」について学ぶ機会が、試験勉強時にほとんどなかった登録販売者たちのために……
お客様のお悩みを聞いて、適切な商品の選択、商品の使い方や養生法を伝えられるようになるためのスキルアップ本です。
「もっと症状から選ぶOTC医薬品」は、その第2弾!
「外傷」「皮脂欠乏症(乾皮症)」「フケ・頭皮のかゆみ・体臭」
「消毒薬」「口内炎・歯肉炎・歯槽膿漏」「尿トラブル・排泄の悩み」
「眠気防止・睡眠改善」「子ども専用の医薬品」などなど……
よく聞かれるけれどあんまりほかの本にも詳しく書かれているものがなかった!
と思うカテゴリについて詳しく触れています。
症状が起きる原因や病態を把握するために必要な知識や……
症状の緩和に適した商品選びや接客時の聞き取りポイントなどがまとまっています。
医薬品の実名掲載のみならずそのほか関連商品の解説も充実
もちろん、本の中には商品が実名で紹介されているため……
実際の接客時のイメージもしやすく、自分が働くお店での取扱商品とも照らし合わせやすいです。
さらにこの「もっと症状から選ぶOTC医薬品」にはお薬の紹介だけではなく……
その症状に合わせて提案できる衛生用品や医療機器などの関連商品についても解説があります。
たとえば「外傷」ではガーゼやモイストヒーリングパッド、防水フィルムなどのこと。
「尿トラブル・排泄の悩み」では尿ケア製品や大人用紙おむつ、尿パッドなどの介護用品のこと。
「体の痛み、むくみを防止する製品」としてサポーターやテーピングのこと、など。
そのほか、入れ歯安定剤や、とろみ調整食品など……
お店にあるのは知っているけど、今までうまく説明できなかった! と思うアイテムについての情報が満載です。
飲み合わせや持病あり・授乳中の人の対応時のポイントまとめも
本の後半、第2部では「市販薬の販売時に注意したいこと」として……
多くの新人資格者が苦手とする分野のポイントがまとめられています。
たとえば、サプリメントや食品と、市販薬の飲み合わせのこと。
持病のある人や高齢者、授乳中の人の対応のこと、など。
食品だから大丈夫! ということはなく……
飲み合わせによっては、お薬の吸収を邪魔したり、効果を弱めたり強めたりするものもあります。
こういったことを知っていて提案するのと知らないでいるのではぜんぜん違いますよね。
飲み合わせについてはお客様から直接相談されることも多いので、接客スキルアップには欠かせません。
焦らず一歩ずつ学習できるすべての登録販売者の心強い味方本
覚えることがいっぱい!
早く一人前の役にたつ資格者にならなきゃ!
と、急いてしまうきもちもわかります。
ですが、こうした知識やスキルというのは一朝一夕で身につくものではなく……
日々一歩ずつ着実に習得していくものになります。
お客様に寄り添い、助けとなりたいあなたのような資格者に、この本は寄り添ってくれるでしょう。
ぜひ、手に取って読んでみてはどうでしょうか!
↑ ほかの便利なおすすめ本はこちら〜!
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜。