バイヤーが店に来たとき、以前全店舗のPOPを依頼してくださったバイヤーから
「また何か書いてもらうかもしんない」
と、おっしゃられたので
「はい、ぜひに」
と返事させていただきました。
なんの商品書かせてもらえるか、楽しみ。
私はだいたいPOPを書き始めると30分くらいで書き終えられるけれど、本当はもっと短縮したいなと思いながら書いています。
でも、絶対に短縮させられないのが、その前作業にあたる「商品の情報収集」です。
目次
商品情報が乏しいままPOPは書けない
POPを書くときは、まずその商品のことをよく知っている必要があります。
そこで最初にひっぱり出されるのは、メーカーからのパンフレットなどの資料ではないでしょうか。
あるいは、商品の公式ホームページを検索してみるかもしれません。
「メーカーの商品情報」だけでPOPは書けるのか
たしかにそこには商品の特長、スペックが詳しく書かれています。
ですが、それを読んだだけではまだPOPを書くことができません。
仮に資料に書いてある情報を丸写ししたPOPを書いたとします。
お客様の反応はどうでしょう。
「有効成分がしっとり肌を演出し……」
「くちどけなめらかな濃厚クリームが……」
成分の説明やなんだかかっこいい言葉ならべるのとは違うのではと思います。
なにより、資料の丸写しをするのなら、別に手書きPOPじゃなくても、メーカーの販促物で間に合うのです。
「その商品を使うとどう生活が豊かになるのか」を書く
結局、お客様はその商品を使うことで自分にどういいことをもたらしてくれるのかを想像できないと商品は買えません。
なので、それを手っとり早く感じてもらうには
- 実際に使ってみた実体験の感想
- お客様が抱きそうな疑問の答え
などを書くとわかりやすくなります。
自分がその商品を使ったことがあるのなら、その情報が書けますが、すべての商品を試したりはできません。
なので、他に使ったことのある人の意見を参考にしたりすることがあります。
そこで、インターネットを駆使した情報収集をするのです。
POPを書くときの情報収集手段はこの3つ!
実際に私が商品情報を収集するときは
- 口コミサイトのレビューを見る
- SNSで商品名を検索する
- 「商品名 ブログ」で検索する
という手段を利用しています。
口コミサイトのレビューを見る
実際に商品を使用した人が書き込む情報で最初に見るのは「口コミ」「レビュー」ですよね。
自分が何か商品を買うか迷ったときもカスタマーレビューなどは参考にしています。
ただ、口コミの数が少ないとそれだけの判断だと乏しい気がします。
またそれでいていたずらに高評価なものは、本当に評判がいいのかもしれませんが、中にはステマもあるかもしれないので慎重になります。
あくまで、商品のスペックを褒めているような口コミではなく
「これを使ったらこうなった!」というようなのがわかる内容のものを参考にしています。
SNSで商品名を検索する
TwitterやInstagramでの検索も参考にしています。
とくにTwitterは、短い文章でその特長を伝える感想が見られるので、実際にPOPを書くときのコピーに落とし込むのに参考になります。
商品やターゲット層によってはインスタに感想を上げている人もいるので、そちらも見逃さないようにします。
アカウントの様子から、POPを書くときのターゲットを絞りやすくなります。
「商品名 ブログ」で検索する
個人のブログで商品を紹介している人もいます。
SNSよりも詳しくまとめられているのも参考になります。
投稿される記事によっては商品の「デメリット」も素直にあげている人もいます。
さらに「こういう人におすすめ!」と自ら発信している場合もあります。
ブログ界隈はライティングスキルを磨いている人も多いので、読者目線の魅力的な文章が、実はとっても参考になります。
けっこうおすすめの情報収集方法です。
友だちにいいもの教えるくらいの感覚で書くのがいい
かっこいい言い回しをしようと考えず、友だちに「これめっちゃよくてー」と、教えてあげるような目線でPOPを書くのがちょうどいい気がします。
友だちがそれを聞いて「買ってみようかな」と思ってくれるくらいのPOPが書きたいです。
たくさん調べて、できれば自分も試してみて、商品にたくさん興味を持っていきましょ~。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!