「デザインの勉強をしたことがないからよくわからない」
「ものを書いたりつくったりしてもいまいちきまらない」
「素人でもたのしくデザインの勉強する方法ないかな」
そんなふうに思っていました。
学生の頃、友だちのお母さんとかから
「あいちゃんはどこの大学に行ってるの」
などという質問があり、答えると
「あいちゃん小さいときから絵が上手だったものね」
と言われていました。
私は大学で絵はほとんど描いたことがありません。
ひとつ、テレビ番組の美術さんのことを勉強する他学科公開の授業を取りました。
でも、美術学科の人やデザイン学科の人たちがいる中、自分のつたない絵を披露するのが耐えられず、2回だけ受講し単位を落としました。
絵を描いたのはそのくらいです。
そんな感じなので、絵やデザインのことなど専門的に勉強したことがなく、基本的な知識もありませんでした。
そんな私が読んできて、読みやすく参考になったデザインの本をご紹介します。
昨日書いた「POPを書くときに読むおすすめ本」はこちらです。
「なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本」
「なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本」
筒井 美希 著
イラストや写真、図解がふんだんに盛り込まれて、それぞれのデザインの違い、デザインの良しあしが見てわかる、そんなデザイン本です。
一枚の写真、雑誌の一ページ、フォント、グラフ。
同じものを伝えるのに、デザイン次第でこんなに印象も変わり、伝わりやすくなるのだと、ビジュアルで一発でわかります。
それぞれに丁寧な解説もあります。
たとえ話や、段階を追った説明が、新人に教えてくれるようにやさしく伝わってきます。
たのしくデザインのことを知ることができて、読んでいくうちに「私もやってみたい!」という意欲もわいてきます。
私がはじめて手に取ったデザイン本でしたが、この本を読んで一気にデザインに興味を持てました。
「やってはいけないデザイン」
素人がやりがち、だけどとてもありがちなデザインを「こうしたらいいよ」と教えてくれるそんな本です。
会社や自治体の広報などに見られる「伝える」ことにおいてなんかいまいち魅力的に見えないデザイン……
それの何がどうだめで、どう直した方がいいのか、というのを手取り足取り教えてくれるイメージです。
ニューズレターやポスター、会議資料やパワーポイントなど、ふだんのお仕事で「伝える」ことっていろんな場面であると思います。
会社のこういうのをもっとわかりやすく、伝えやすいデザインにしたい!
ひとつひとつにデザイナーさんの力を借りるわけにはいかない!
という、知識はないけどがんばって伝え続けている人にこそぜひ読んでほしい本です。
「あるあるデザイン」
デザインの世界にはよくあるレイアウトデザインの手法があるみたいです。
この本ではそのパターンが45個紹介されています。
この思わず「あるある!」と言ってしまうようなレイアウトの手法をいくつか組み合わせることで、広告とかのデザインが決まるということです。
そのよくある手法たち、ひとつひとつにフレーズをつけることで、
言葉でそのデザインが入ってくる=デザインのイメージが浮かびやすい。
自分の中に45個のデザインの引き出しができる! という本です。
作例はすべて架空のものですが、ほんとうにあるある! と思ってしまうようなものばかり。
眺めているだけでもとってもたのしいデザイン集です。
そのうち本物の広告見ても「これはこのパターンのやつだ!」って思いながら見ていそう。
できあがったPOPがなんとなくインパクトに欠けるとき、アイデアの引き出しとしてこのデザインパターンを思い出すのもいいですね。
POPやチラシデザインの考え方の参考に
以上、私が参考になったと思うデザイン本3冊でした~。
POPの本ではないけれど、目で見るものを作るときの「考え方」として、あった方がきっと役に立つのではないかな、と思います。
デザインすることで「伝わる!」というその瞬間が、一番楽しいときなのかもしれませんね。
私ももっと商品の魅力がお客様に伝えられるようにがんばるぞ~!
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!