そのPOPではなぜ商品が売れなかったのか？を考えるときのポイント

POP作成の上達で重要なのは……

とにかく「書く」
書いたら「貼る」
様子を見てまた「書く」

このくり返しができることだと私は考えます。

とくに、書いたら終わり！ではなく、売場にPOPを貼ったら観察をしてほしいです。
お客様が立ち止まるか、商品を手に取るか、カゴの中に入れるか……

実際にリアルタイムで観察できなくても、お店のデータを見れば商品の売数がわかるはず。
売れ方が芳しくなければ、またPOPを書き直さなければなりません。

でもそこで、何がそのPOPに足りなかったのかがわからなければ……
紙を前にして、ただ悩みこんでしまうだけです。

そこで今回は、POPの書き直しを迫られたときに、どんなところを見直せばよいのか。
そのヒントになる場所をご紹介したいと思います。

売れないPOPを書き直すときの３つのポイント

売れなかったPOPを剥がして、新しいPOPに書き換えるとき……
以前のPOPでは何が足りなかったのかを考えることになります。

たくさん考えるべき可能性がある中でも……
まず最初に見てみてほしいポイントを３つご紹介します。

こちらです！

POPの見直し３つのポイント

つい最近、POPの「見せ方」について書いた記事も書きましたが……
少し視線が外れただけで、お客様にPOPの存在を示せないことがあるのです。

POPを書いたら見せ方にもしっかりこだわるというハナシ

書いたPOPで売れないな、と思ったら……
せっかく一生懸命書いたPOPなんで、まずは「売場に問題がなかったか」と考えてもいいと思います。

つまり、商品の外にPOPが貼られていなかったか。
POPがお客様の目に入る位置に貼られていたかを確認します。

次に、売場全体を見たときに……
そのPOPの台紙の色は、ちゃんと浮き出て見える色を選べているか。
同系色の中に埋もれて目立たなくなっていないかを確認します。

同じPOPを色違いで書きたいときもアイビスペイントが便利です

せっかくPOPを貼るのだから、お客様にきちんと見えるようにアピールしなければですよ。

POPは、商品の魅力を伝えたい人(ターゲット)を絞れば絞るほど……
むしろそこに当てはまる誰かに振り向いてもらえる可能性が高まるものです。

いつでも・どこでも・だれでもからの脱却！最初に抜け出すのは

ここがはっきりしていなければ、誰に対するおすすめなのかがぼや〜っとしてしまいます。
けっきょく、誰にも振り向いてもらえない、なんてことも。

もし、ここをしっかり決めて書いていたのだとしたら……
もしかしたら、お店のお客さんの層からは、ちょっと外れてしまったのかもしれません。

最初はご年配の女性に向けて書いていたら……
今度は子育て世代の女性に書いたらどうだろう、とか。

売場をよく見て、どんなお客様が歩いているのかを観察するのもいいですね。

ターゲットを明確に！層が変わると書く文章も変わる

「〇〇の成分が豊富です」「〇〇の予防におすすめです」

と、商品の特徴はしっかり書けているというPOPは……
「だから」「どうなの」という部分まで書けると、もっといいPOPになります。

〇〇の成分が多いとお通じがよくなる、だからお腹が苦しくなくて食事がもっと楽しみに！
〇〇を予防できるとお肌の調子が上がる、だからストレスも減ってもっと美人肌に近づく？

こんなふうに、その商品の「効能効果」の先に「どんな豊かな生活があるか」を書くんです。

POPを依頼されるとき、みなさんどうしても「効果」について書いてほしがるんですが……

けっきょく、そこだけ書いても売れないし……
なんなら薬機法とかに引っかかってあっという間にPOPが撤去されたりします。

貼れないPOPを書いたって意味ないですから、最初から効能効果以外で勝負した方がいいですよ。

【広告規制】商品の魅力を最大限伝えていきたい【薬機法改正】

ということで、POPを書いたら商品の売れ方をよ〜く観察して

に近づけていきましょう。

きれいに上手に書いたPOPが「売れるPOP」とは限りません。
思うような売れ方をしなかったら、潔く売場からPOPを外し、作戦を練り直しましょう。

今日はここまでです。
それでは、元気にいってらっしゃい〜！