先日、ある商品を求めて、多くの人たちがドラッグストアへ駆け込む騒動が、全国的に起きたと思います。
私の勤めるお店も例外ではなく、ある時間を境に、たくさんのお客様から「うがい薬」の場所を尋ねられました。
うがい薬の多くは、まだまだ品薄で、ほとんどの商品が入荷未定の状況でしたが……
お店に並んでいたわずかな商品はあっという間に空っぽになりました。
もっとお客様に情報を提供したい
うがい薬について、お客様に聞かれるたびに、伝えたいことがたくさん浮かびました。
うがいする目的によって選ぶ種類が変わるんだよ
ポビドンヨードは誰でも使っていいお薬じゃないんだよ
予防でうがいをするのならお水だけでも十分なんだよ
お客様にその情報を少しでも届けたいけれど……
目当ての商品がないことがわかると、すぐにその場を離れてしまう人ばかり。
手書きポップで呼びかけることにした
そこで、こんなPOPを書いて貼ろうと思いました。
欲しかった商品が手に入らなかった~……
と、お客様をただがっかりさせて返すわけにはいけません。
その商品が手に入らなくても、私たちには対策できることがある。
このブログでも何度もお伝えしていますが……
その方法として手洗いがいいよ! ということをどうしても伝えたかったのです。
POPは伝えたいことを単純にしてくれる
それこそお客様になんでも言っていいのであれば、伝えたいことは山ほどあります。
その中にはくすりの専門的なお話もあれば、ドラッグストア店員としての気持ちもあるでしょう。
でも、その中でも本当に、ほんと~に伝えたいことはなんなのか。
どうしても伝えたいことだけを伝わりやすく書くのが一枚のPOPです。
私は感染症から自分や大切な人を守りたい~っていう一心でやってくるお客様のために
「日ごろの感染症対策は誰でもできるカンタンなところから続ければいいという提案」
をあらためて呼びかけたいと思いました。
ハートマークで伝えられるように
知識や情報を振りかざすのではなく、ちゃんと相手に届けられるような人でいたい。
今この店を訪れてくる人は、どんな思いでここにいるのかな。
どんなことを教えて差し上げたら、喜んでもらえるかな。
自分の持っているものを、ハートマーク付きでプレゼントできれば、最高やなって思います。
毎日の接客も、手書きポップも、そこを目指してがんばろ~と思います。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい。