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勉強 資格

登録販売者になる前にできる接客の大切な勉強法

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「すみません、対応していただきたいのですが」

と、駆け寄ってくるのは今年の4月に入社した新卒の社員の女の子。
栄養ドリンクを選んでほしいというお客様に、何を勧めていいのかわからないということで、対応を代わることに。

お客様のお話を聞くと、普段からリポビタンDを買って飲んでいるとのこと。
効果を感じるかどうかを尋ねると、いつもはいいけど、ここ最近は特に疲れているから、何か他のを試したいという。

リポビタンDは医薬部外品であることを説明し、医薬品のドリンクを試されては、とご案内。
服用薬などはないことを確認し、高麗紅参を使った栄養ドリンクを紹介しました。
高価なドリンクなので、普段はリポビタンDを飲み、どうしても疲れが溜まっている時だけ、こちらのドリンクを試されてみては、という提案。
たまに飲むものなので、いきなり10本入では効果を感じなかった時に負担となるため、1本買うよりお得な3本入をまずは試すのがいいのでは、とご案内し、購入していただきました。

接客が終わりしばらく他の仕事をしていると、先程の新卒の彼女が私のところへやって来ました。

「さっきの栄養ドリンクのお客様、何を買っていきましたか?」

この行動、実はとても重要だと私は思います。
彼女は今年の秋、はじめて登録販売者の試験を受けます。
今はせっせと試験に向けて、勉強して合格を目指しているところです。
でも登録販売者の試験では接客のことまで出題されません。
自分の薬学的知識の中で、お客様の話を聞き、どのお薬が最適なのか選択肢を出すことは、実際に資格をとって、お店に立ってはじめて経験することです。
その時、試験勉強の知識だけでどれだけのことができるでしょう……。

お薬の接客は正直場数を踏むことが大切になっていきます。
しかし、無資格ではお薬をご案内し、販売することはできません。
ではどうすることが必要なのかというと、実際の資格者の接客方法を知り、学ぶことだと思うのです。
資格者の接客を近くで見て聞ければいいですが、ドラッグストアの業務はそれがいつも出来るほど暇ではないし、後ろで熱い視線を送り続けるのもお客様が気にしそうなので、彼女のようにあとで資格者に聞いてくるというのはすごく良いことだと思います。
意識が高いですね。

試験まであと2ヶ月程になりましたが、彼女が合格して販売従事登録を受けるまで、ためになる接客を私たちもがんばってやってかなくてはと思います!

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