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登録販売者による昼下がりの便秘薬トーク

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休憩時間、若い女性次長とひょんなことから「便秘症のお客様に何をすすめているか」という話になりました。

「刺激性の便秘薬はおなかが痛くなるし、酸化マグネシウムは効かないと言われる。間を取って繊維性の便秘薬を選んでいる」
というのが次長の判断。

私も同じようになりがちだなあ……と思いました。

そもそも、あまり便秘薬を売りたくないのが私の考えです。

少しでも便が出ている人には整腸剤をすすめて……
朝一杯の白湯を飲んだり、決まった時間にトイレに座るようにしたり、簡単な運動をしたりなどの生活習慣の見直しを呼びかけることが多いです。

日頃よりそうしていてもなお慢性的な便秘に悩まされている人には、受診勧奨します。

「刺激性のくすりを飲んで、毎日飲んで、最大容量飲んでなお効かない、もっと強いくすりを、という人も中にいるからおそろしいんですよ。もう市販薬の範疇を超えているし、病院へ行ってくださいとしか言えませんよね……」
「たしかに……生活習慣が原因でなければ、なにか病気も疑えるね」
「自分の中にくすり以外の解決方法をいくつ持っているかというのも、この仕事大事な気がするんですよね……」

便秘薬の次に選択肢としてあるのが浣腸剤です。
意外にこの選択をする資格者が、社内でも多いそうで、最近改めて適切な使用方法をお客様へ伝えるように呼びかけられました。

「立ったまま使うと腸に穴が開くって書いてある」
と、次長。
たしかに立ったままはさしにくそうだし、角度的にも腸に傷をつけそう。
実際にそういった事故もあると言われています。

「でも我慢するときは立ってないと無理ですよね」
「そうなの?」
「無理ですね。我慢できないですよ。浣腸なんて、さしたらすぐトイレ行きたくなります」

そこから私が幼少期、ひどい便秘で病院へ担ぎ込まれた話になり……
いかに浣腸後の便意を我慢することが困難かを語ることに。

「お客様に最低でも3分、できれば5分は我慢してくださいね~、て言うと、え、そんなもんでいいのって、ちょっと楽勝そうな顔されるの。絶対我慢するのつらいからね。だから本当に念を押して伝えた方がいいですよ」
「そうなんだ……私こわくてあんまり浣腸もすすめたことないけど、今度からちゃんと説明する」

浣腸エピソードといえば、こんなこともありました。

ちなみにこの会話、お互い昼食を食べている最中です。
この仕事に就いているとこのくらいのことは割と平気になるものです。
今日もすてきな一日を過ごせますように。

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