突然ですが!
あなたは「なんで勉強するの」だと思うのですか。
私は小さい頃から、算数、数学が苦手でした。
苦手な科目を苦手なままにして学校を卒業してきました。
足し算などの四則計算は、日常のお買い物でお釣りを計算するのに使うけど……
微分積分?
サインコサイン?
なんのために勉強するの~、なんて思いませんでしたか。
(数学の道を究めている皆さま、ごめんなさい)
そんな私でも、自分なりに「なんのために勉強するのか」という答えを持っていました。
「できなかった」という共感の輪に入るため
本当に数学の勉強ができなかった私。
微分積分が何を表すものなのか、いつ習ったものなのかも思い出せません……
そんな私が考えていた「勉強する理由」はたったひとつ。
将来「あの時全然わかんなかったし、今も全然わかんないよね」っていうことを共感しあえる「輪」に入れるように勉強していました。
勉強して、たとえわからなかったとしても……
その「わからなかった」という経験を得て、話題に乗ることができるための勉強です。
経験することではじめて得る「語る権利」
知らないことを語るというのはとても難しいことです。
私は少しでもその「知らないこと」を埋めるために、勉強していました。
結果的に苦手でも「いや~実は苦手で全然できなかったんですよね」と言える立場でいたい。
そういう考えでいました。
なので、学生時代、勉強することは大変だし、別に好きではなかったですが……
両親から口うるさく「勉強しなさい」と言われた記憶もあまりなく、自然に机に向かう子どもでした。
知ることで得るのは新しい世界のカギ
もし将来「どうして勉強しなければならないの」と子どもたちに聞かれたとします。
その時の私の答えはすでに決まっていて……
「いろんな人といろんな話題で盛り上がれたら、たぶん毎日楽しいと思うよ」
雑学王になれ、という意味ではありません……
ただ、いろんな経験を積んでいると、それだけで生活の幅が広がる可能性ができます。
現に、大学で芸術を学んできた私ですが、社会に出て新たにくすりについて勉強することで、想像もしていなかった楽しい人生が訪れました。
知らないことを勉強するということは、新しい世界の扉をノックすることと同じなのです。
こんなわくわくすることはないじゃないですか~。
勉強とは人生におけるネタ作りである
みんなが楽しそうに話している会話に、自分だけがついていけなかったら悲しい~ですよね。
その「悲しい~」をなくしていく手段として「勉強」というものがあるのだと思います。
私たち医薬品登録販売者という資格は、資格取得後も勉強を続けていくべき仕事です。
それだけ日々、お薬の事情というものは変化していきますし……
お客様の疑問にわかりやすくお答えするのにも、知識と経験が必要です。
だから、いろんな人と同じ目線で話ができるように、勉強して、せっせと「ネタ」を仕込む日々なのであります。
「知らないこと」を「知る」楽しみを感じていたいですね。
今日も笑顔で楽しい一日がおくれますように。
元気にいってらっしゃい~。