以前まで、食品の発注を担当していた私でしたが、今回の配置換えを機に、化粧品などの美容系グッズの発注担当になりました。
長く食品ばかりを見てきたのもあり、まず担当が変わって困ったのは
「商品の売場の位置をぜんぜん把握できていない」ということ。
入社してもうすぐ3年が経過するため、ある程度どのカテゴリもわかっているつもりではいましたが、いまだに初めてお目にかかるような商品がいっぱい。
とくに、多箇所展開している商品は、どの売場で何か所展開しているのかがさっぱりです。
多箇所展開を把握しないと起こる不都合
商品を多箇所の売場で展開していることを把握していないと都合が悪いことがあります。
その不都合は大きく「発注時」と「品出し時」におきます。
たとえば、定番棚だけを見て商品が欠品していると思って発注した商品が……
実はアイランド展開していて販促棚に在庫もたくさん抱えていた、ということが起きると考えられます。
逆に、自分は販促場所に置きたいと思って発注をかけた商品が……
定番にいっぱいまで詰め込まれたあと、販促の売場に置かれず在庫棚に載せられてしまう、ということも起こりうります。
発注者が売場を把握していないことはもちろんよくないし、従業員全員で把握できていなければ最善の売場は作れないということです。
みなさんはこういうときどんな方法を使って売場を覚えようとしますか。
定番棚に目印のPOPをさすことにした
「この商品は多箇所で展開されています」という目印を、あらかじめつけておいたらどうでしょう。
さっそく自作してみようと思います。
Excelを開いて印刷に入るだけのPOPを複製して……
印刷したらラミネーターでぜんぶパウチ。
あとは、枠線に沿ってちょきちょきと切れば完成~。
300枚分くらいは用意しました。
そんなにいらないかもしれないけど、どの売場でも使えるのでみんなにも使ってもらおう。
定番棚のプライスレールに挟んである棚札の裏にさしこめば、その商品がほかの場所でも売り場展開されていることが一目でわかります。
さしながら少しずつ覚えていきたい
実は今まで配属になった店舗の多くは、この手法をとっているのですが、今の配属店の棚にはこの目印がありません。
でも、勤務歴の長い品出しアルバイトさんでも、多箇所展開を把握するのはたいへんそうです。
このPOPをさすことで、どこに売場があるかまではわからなくても
「もしかしたら別の売場に商品を並べられるのかもしれない」
という発想になってもらうことができます。
担当の自分も多箇所の把握ができれば、売場のメンテナンス時に定番棚が欠品していたら
「販促棚から商品を移せばいいな」
というふうに思えるので、ムダな発注が少なくなります。
売場を回って差し込みながら、どこになにが展開されているのかよく把握していこうと思います。
たのしくお仕事できることに感謝します。
今日も元気にいってらっしゃい~。