仕事観

くすりを売るのが仕事? 登録販売者の在り方を考えてみた

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「毎日のなんでもない一瞬に『ドラマチック』を仕掛けられる人になりたい」

学生時代のアーティストを気取りたかった頃の私はそう言っていました。
「何者にもなれない」自分が、まるで物語の主人公になり得るような、そんな特別な一瞬を届けられる人になりたいと。
あるいは、何億人もいる中の「ふつう」とは違う、あなただけの「ふつう」に共感を届けてあげられるような、そんな存在になりたいと。
若かった自分はただ純粋にそう願いながら、映像を、音声を、文章を学んでいました。

芸術の世界から離れたその代わりに、くすりの世界に触れ登録販売者という資格を手にした今、私はまた、自分は一体何ができる人間なんだろうと悩むことになりました。
自分は「くすりを売ること」以上に、誰にどんなことをもたらすことができるのか。

私は今日までこのブログを通して、自分の仕事への姿勢や思いを綴ってきました。
接客業という業界を選んだのは、人と接することの方が好きだという自分の思いからです。
お薬を買いに来るお客様の相談にのることは、自分の好きな仕事ができているというふうにも言えますし、これからも続けたい、大切にしたいことだというふうにも思います。
「仕事がたのしい」ということだけを切り取って記録してきたつもりでいました。

そこで自分の中で考えるようになってきたのは「現場で働く人が本当に『たのしい!』と思えるときって、どうやって作ればいいんだろう」という興味です。

「くすりの勉強は得意で知識はあるけど、お客様の心をつかむ接客をするのが苦手」
「話すのは得意で推奨品を売るのも苦じゃない。けどくすりのことで突っ込まれると自信がない」
「細かい気配りでお客様をおもてなししているつもりだけど、なぜか売り上げに繋がらない」
「お客様の期待に応えたい。でもそれが会社にとってよしとされることなのかがわからない」

まだまだ一部の思いつきの声ですが、これが全部クリアになれば、きっと働いていてすごく気持ちが楽だし、仕事が面白くなると思うのです。
でもそれには、ただ「資格者である」という目線だけでも、「商売人である」という目線だけでも、難しいと思うのです。
「いかにくすりの専門家としての知識を持ちながら、商売をするということを理解しているか」が鍵なんだと思うのです。
商売というとお金儲けというふうに捉えがちですが、私は商売を「お客様の思いや考え、哲学をカタチにして売ること」と教わりました。

自分の得意な分野を活かしながら、考え方を変えていくだけでも仕事の見方って変わると思います。
そうやって仕事を楽しくできる考え方をする方法を考えたり、話したりできる立場の登録販売者、資格者の働き方があってもいいのかなと思いました。
くすりを理解しながら、目の前の人の思いを考えることができる人で現場が溢れていたら、働いている人もお客様もお店に通いたくなるだろうな~。

その役割を私がやるには、知識が足りない、経験が足りない、事例が少ない。
まだまだ現場でやることがある。
今日も一日がんばりたいです。

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