地方のドラッグストアに勤めるアラサー女の靉(あい)です。
お店に勤めていると任される仕事のひとつに「商品の発注」があります。
食品や日用品、と、商品の種類ごとで担当に分かれたり、売り数から自動的に発注数が算出されたり……
その方法は企業によってさまざまだと思います。
自分の担当の棚を見ながら、ひとつひとつ商品の注文をかけていると、その様子から季節の移り変わりを感じることもあります。
ドラッグストアなど多くの小売店は、季節ごとに棚替えも行われるので、商材が変わるタイミングが季節の移り変わりのひとつでもあります。
でも、わざわざ新しく売場が作られなくとも、売れ方が変わってくる商品というのはたくさんあります。
たとえばこんな感じです。
目次
食品を発注していて感じる季節
自分が食べるものを想像しても、単純に「冷たいもの」から「温かいもの」を好む瞬間、あるいはその逆になるときがあるのがわかります。
ドラッグストアも、お店の規模によっては冷凍食品やアイスを扱うところもありますし……
そのほかの取り扱う食品でも、その傾向を感じるところがたくさんあります。
飲料が売れると夏、ラーメンが売れると冬
季節によって売れ方が変わる代表商品と言っても過言ではありません。
お店の倉庫に抱える在庫の数が入れ替わる瞬間、季節の移り変わりを感じますね。
どちらも年間通しても売れる商品ですが、やっぱり勢いが変わります。
ちなみに、年間で両者が同じくらいの勢いで売れていく瞬間というのも存在します。
ええ、そうです。
どこかで災害が起きたときですね。
みなさん何かと備えるときは、両者こぞって売れていきます。
豆腐やちくわが売れてくると冬の訪れを感じる
大きくラインナップが変わらないように見える「日配商品」も、実は季節によって売れ方が変動するものもあります。
それは「ちくわ」などの練りものや「お豆腐」
寒くなると売れ行きがよくなります。
これはみなさん、お鍋の材料ということで買われているのだと思ってはいます。
風邪やインフルエンザにそなえて、ヨーグルト飲料も売れていきますが、お鍋材料の方も頻繁に発注をかけている印象です。
美容用品を発注していて感じる季節
私がいま発注を担当しているのは化粧品などの美容用品。
担当するようになってからようやく1年が経ちました。
歯磨きなどのオーラルケアなど、年間通してある程度売れ方が決まってくる商品ももちろんありますが……
季節によって売れ方が変動するものは、やっぱり存在します。
そもそも美容用品はおおよそどのお店も、夏になると「日焼け止め」
冬になると「保湿クリーム」が大きく展開されるようになりますが……
それ以外にも季節を感じる場面があるのです。
入浴剤やシートマスクの売れ始めは冬の始まり
「お風呂関係」は、季節によって動きがある商品の種類のひとつです。
シャワーで済ませていた入浴時間が、だんだん寒くなって湯船にお湯を溜めるようになり……
そうすると入浴剤関係が種類問わずどんどん売れていくようになります。
お風呂上がりの保湿として、クリームの他にも化粧水や乳液などにも動きが出てきます。
中でも目立つのは「シートマスク」いわゆるパックというやつですね。
こちらもいろんな種類がありますが、寒い季節こそ売れている印象です。
売れるファンデーションが美白系から保湿系に
お化粧品にも動きがあって……
私がとくに感じているのは売れる「ファンデーション」の種類の変化。
夏のあいだは「美白」や「崩れ防止」のファンデーションに勢いがありますが……
寒くなってくると「保湿」などに優れたしっとりとしたタイプのファンデーションが人気な気がします。
このご時世、口紅などの色ものの売れ行きは全体的に下がってしまいましたが……
ファンデーションはまだある程度売れ行きがあり、その変化を感じることができます。
季節の移り変わりは売れる商品の移り変わり
季節によっていろんなものの需要が変わります。
そういえば、今年もつい食べたくなって、家族にグラタンを振る舞う季節がやってきましたよ。
もはや毎年恒例……昨年より10日ほど早い冬の訪れです。
以前、冬の訪れを感じる記事も書いたりしています。
あなたはどんなとき、季節の移り変わりを感じますか。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!