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仕事観

日配の発注! 精度を高める3つのコツとは

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もういつ振りかっていうくらい、久しぶりに日配の発注を担当しています。

日配の発注って難しくないですか。
むずかしいですよね。

新人の頃いちばんはじめにまともに発注の担当を任されたのが日配でした。
はじめての発注担当が日配。

広告初日に目玉のヨーグルトの棚が納品もなくて空っぽだったときは呆然としたし……
だったらたくさん取っちゃ! と思って発注したヨーグルトが広告明けに大量に割引になったり……

慣れてきた頃に店舗異動になって、また最初から感覚を掴まなきゃならなくなったり。
まあとにかく難しい担当エリアです。

そんな私でも長いこといろんなお店の売場を見てきたことで
「だいたいこんなもんじゃろ!」という勢いで発注が取れるようになりました。

日配の発注を任されているけれど……
「いっつも欠品させてばかりでぜんぜん売上にならない」
「むしろ過剰在庫になりがちで期限切迫品で溢れかえっちゃう」

という、悩める日配発注担当の人に、カンタンな考え方をご紹介したいです。

「日配」の特徴とはなんなのか

日配の特徴は……

  • 発注から納品までの期間が短い
  • 納品から期限までの期間が短い

そもそも「日配」というのが何を指すのか。
これは「毎日」「配送」されてくる食品、という意味だから「日配」なのだとききます。

つまり、おおよそのお店で毎日発注がある商品なのではないでしょうか。
そして、その発注の翌日、あるいは翌々日が納品日なことが多いのではないでしょうか。

さらに、納品されるほとんどの食品の期限が短く、期限切れチェックも毎日行われる商品ではないでしょうか。

鮮度が気になる食品なので、お客様も期限を見る確率が高いです。
つまり、ある程度の期限の近さになると、同じ商品でも売れなくなってくる。

1日単位での売り数を気にする必要があり、売れると思って大量に発注すると大量に割引に。

「日配」の特徴というと、こんなところでしょうか。

「日配」の発注でできる工夫

そんな日配商品ですから、やっぱり他の商品とは一線を画す発注の難しさがあります。

でも、工夫次第で過剰も欠品もある程度は防げます。

基本的に食品の発注のポイントを踏まえながら、以下の工夫も合わせて行っていければいいかなと思います。

それはこちら!

  • 少ない数を刻んで発注する
  • めりはりをつけて発注する
  • 過去の売り数の理由を探る

順番に解説します。

少ない数を刻んで発注する

たとえば、前回のセールの初日に30個売れた商品があったとして……
今回のセールの初日の前に30個以上取りたいと思うじゃないですか。

でも、そうすると30個以上全部おんなじ期限なんですよ。
もし、この30個、今回全然動かなかったとしたらどうでしょう。

大量の割引が1日に出ていく可能性がでてくるんです。

そこで、この30個の発注を3日に分けてみたらどうでしょう。
つまり、10個を3回にかけて発注する。

すると、商品の期限が3日に分かれる可能性があるんです。

仮に最初にとった商品のほうが売れなかったとしても……
もしかしたら、あとからとった商品のほうが「期限が長い」といって買ってもらえるかもしれません。
奥から商品をとるお客様を、逆手に取るのです。

大量納品は大量割引や廃棄のリスクもありますから、なるべくやらない方法を使うべきです。

めりはりをつけて発注する

一週間お店を営業していて、同じ商品が全部の曜日に同じ売れ方をするって、あまりないと思います。

めっちゃ売れる曜日もあれば、まったく売れない曜日もあると思います。
まったく売れない日に商品を厚くしても、あまり意味がありません。

なので、売れる曜日に納品される発注を、少しだけ厚めに取ることはあります。
それから、もし売れる日を過ぎても在庫として残る可能性があれば「毎日は取らない」こともあります。

あくまで「売れる曜日」のための発注をする、という意識で刻んで取っています。

過去の売り数の理由を探る

以前の記事にも書いた、ある店舗でいっしょになった店長の

「理由のない発注はしちゃだめだよ」

という言葉が、私はわりと忘れられずにいます。

発注にも理由は必要ですが……
実は、売り数にも理由がある場合があるのです。

たとえば、前回めっちゃ売れているように見える商品は……
実はぜんぶ割引になってから売れたものかもしれません。

テレビで特集されて衝動的に売れたかもしれないし、近所でイベントがあったからかもしれない。

いつもとちがう売れ方をしている商品をみつけたら、その売り数を「疑う」ことも必要です。
売れた理由を探って、今回は同じ売れ方をするかどうかよく考えたほうがいいですね。

「日配」の発注がうまいと嬉しい

これだけ複雑な日配商品ですから……
売れると思っただけとった商品が、少しの在庫を残してきれいに売れていると本当にうれしいです。

母が描いた納豆

欠品するくらいなら過剰のほうが取返しもつきやすいです。
でも、なるべくなら売上につながるよう、上手な発注を心がけたいものです。

  • 少ない数を刻んで発注する
  • めりはりをつけて発注する
  • 過去の売り数の理由を探る

ぜひ意識してやってみてください。

いっしょにきれいな売場をめざしていきましょ~。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!

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