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仕事観

食品の発注! 精度を高めるポイントは

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そういえばいつのまにかもう3月でしたね。
季節は春です。

私は店では食品の発注を担当しています。

春になると卒業や入社などのお祝いや、お花見などの行楽も増えます。
お酒やおつまみ、お菓子やジュースあたりの商品の在庫も、じわじわと増やしていかなきゃなあ、と、売場を見ながら考えます。

でも、今年は新型ウイルスの影響でそんなことも言ってられないのかな。
今年はこの類の売上は、もしかしたら例年より落ちるかもしれません。

「食品の発注は何を気をつければいいの?」
「発注の精度ってどうやって上げればいいものなの?」

売れる商品を欠品してしまったり、売れない商品を大量に抱えたり。
こういった発注をしてしまっては、お店の売上に繋げることができません。
発注とはなかなか難しいもので、私も何度も失敗してきました。

今回はドラッグストアにおける失敗しない発注のポイントをご紹介します。

食品の発注の特徴

食品の発注(日配含む)で気をつける点は大きく3点あります。

  • 期限がある
  • 季節で売れ方が変動する
  • ひんぱんに新商品が登場する

順番に解説していきます。

期限がある

食品には決まって「消費期限」「賞味期限」などの期限が存在します。
期限の長さは商品によってまちまちです。

当然ですが、この期限は商品が入荷した時点からよーいドンでタイムリミットが迫ってきます。
発注単位が大きいけど、期限が短くて、なおかつ売れない商品は、あっという間に期限切迫品として大量に割引の対象になってしまいます。

なので、こういうものは何か対策をとらなければなりません。

季節で売れ方が変動する

たとえば、カップ麺は冬になるとたくさん食べられますが、暑い夏にはあまり食べようと思いませんよね。
逆に夏はお茶やジュースを飲んだりして水分補給を頻繁に行いますが、冬になるとそうでもなかったりします。

このように、季節によって売れ方が変動する商品が存在するのも食品の特徴です。

ひんぱんに新商品が登場する

毎年この季節になると登場する商品もあれば、まったくの新商品で、売れ方が読めないものまで。
年間通して「新商品」が存在するのも食品ならではではないでしょうか。

中には発注できない売り切りの限定商品もあったりするかもしれません。
売れそうな商品は早めに察知して、棚が空っぽになる前に対策を練るといいかもしれません。

発注する前に見るべきポイント

こちらもひとまず確認すべきは3つあります。

  • 在庫数
  • 前回の発注数
  • 天気や行事などの情報

慣れてくるともっと考えることはありますが、最初に意識するべき点です。

在庫数

今売場に並んでいる商品の数。
そして、在庫置場に載せている商品の数。

とにかく今店にいくつあるんじゃ、ということを把握しなければなりません。
そのためには、日頃から売場や在庫置場のメンテナンスは欠かせません。

私がはじめて今の会社に入社したときについてくださった店長は
「自分の売場は自分の城だと思って作らなきゃだめだよ。どの担当の売場よりも、自分の城が一番かっこいい状態にしないと」
と教えてくれました。

見やすい売場を心掛けることで、前出ししながらも
「この商品はよく売れるんだなあ」
「この商品はもう少し発注した方がいいなあ」

ということが、感覚でわかるようになっていきます。

前回の発注数

たとえば、前回発注したけれど、まだ商品が入荷していないものもあります。
その数を加味して発注しないと、二重発注が発生して、過剰在庫になってしまいます。
そうならないためには、どの商品が、いつ入荷してくるのかも、きちんと把握していなければなりません。
これは、発注していくうちにだんだんと覚えてくるものですが、早く覚えられるに越したことはありません。

天気や行事などの情報

これは季節によって売り数が変動することと似た部分です。

雨が降れば客足が遠のくから、いつもより商品の売上も悪くなります。
地域の運動会が近所で行われれば、飲料のケースやお米が景品用として購入されていくかもしれません。
誰か有名な識者が体にいい食べ物を紹介すれば、突然その商品が売れだします。
今回の新型ウイルスの騒動のように、なにかの事件で特需が生まれることもあります。

とにかく周りの情報に敏感になって、想像を膨らませてみることが大切です。

発注に迷ったら

たとえば、ある飲料を1ケースとるか2ケースとるかで迷ったとします。

  • なぜどちらかで迷うのか、理由を具体的にすること
  • その理由でもって誰か別の人に相談してみること

「理由のない発注はしちゃだめだよ」
と、最初の異動で配属になった店の店長に言われました。

迷うには迷うなりの理由があって、最終的に決めた数字にも理由がないといけません。
責任重大ですね。
でも、自分の中で理由があるのなら、あとはその読みが当たるか外れるかの問題なのです。

そしてその責任を、何も全部ひとりで抱える必要もないのです。

その日の管理者や、他に売場に詳しい人がいたら、
「迷ってるんですけどどっちでとったらいいですかね」
と相談して、アドバイスをもらうのもいいと思います。
そしたら最悪、失敗してもその人を道連れにできますから……

いいことも悪いことも半分になりますよ!

売場と商品に興味を持とう

資格者として働くのなら、発注担当もくすりがいい!
くすり売場にずっといたい! という気持ちもわかりますが、いまやドラッグストアで売っているのはお薬に限りません。

たとえお薬の担当になれなくても、自分の判断で思うようにできる売場を持てることに面白さを見出して、担当できるといいですね。

他の誰よりも美しい売り場を作るというのは、なかなか技術が必要です。
この記事がよりみなさんの発注ライフを向上させるものになれれば幸いです。

それでは今日も元気にいってらっしゃい~。

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