あなたは「ドラッグストアの仕事」というと、どんな業務を想像しますか。
けっして、医薬品売場の前でにこにこしながら立っているばかりがお仕事ではないでしょう。
ときには重い荷物を持ち上げたり、商品の発注に頭を悩ませたり……
ひと口に「ドラッグストア」と言っても、現場ではいろんな業務が待ち構えています。
人間得手不得手もありますから、けっしてすべてが完璧という人はいないでしょう。
そんな中で「やっぱりこういう人は現場で強いよな〜」と、最近思ったことが。
ドラッグストア店員ってどんな人に向いているのかな。
ドラッグストアで働くために身につけておきたい能力って何かな。
そんな疑問を持っているあなたに、ぜひ教えたい。
きっとこんな人はドラッグストアで大活躍できること、間違いありません。
目次
「マルチタスクができる人」はドラッグストア店員に向いている
接客業に「マルチタスク」は必要なの?
そう思われる人もいるかもしれません。
正直、必要です。
ドラッグストア業務において「ひとつの仕事だけに集中できるとき」というのは、まずありません。
たとえば、医薬品の品出し中……
お客様に台所洗剤の場所を尋ねられ、ご案内します。
レジ応援に呼ばれ、走ります。
レジを離れると、別のお客様から客注の依頼です。
お客様退店のち、問屋に在庫確認、FAX送信。
バイヤーが来店、売場の修正を指示され対応。
お客様に声をかけられ、お薬の相談接客。
接客後、すかさず別のお客様のご案内。
ここで、医薬品の品出しが一向に進んでいないことに気づきます。
これはあくまで一例で、フィクションですが、似たようなことは起きているでしょう。
「マルチタスクができる人」はこんなところが向いている
ひとつの仕事に集中せず、さまざまな業務をこなさなければならないドラッグストア店員。
だからこそ「マルチタスクができる人」は、このお仕事に向いていると思うのです。
どんなところが向いているのか、その人の特徴を3つ挙げてみます。
マルチタスクができる人3つの特徴
- 時間配分が上手で切り替えが早い
- ひとつひとつの作業の手際がいい
- 実は上手に他の人に仕事を振れる
時間配分が上手で切り替えが早い
1日にいろんな業務をこなさなければならないドラッグストアの仕事。
自分の中で、やらなきゃならない業務をリスト化したり、頭の中で構成を変えたり。
時間配分も考えて、キリがついたらまた次の仕事に切り替える。
「マルチタスクができる人」というのは仕事の段取りがとっても上手な人が多いです。
仕事のひとつひとつの優先順位がわかっていて、どの順番でこなせばいいのかがわかっている。
そんな人だと思っています。
ひとつひとつの作業の手際がいい
「マルチタスクができる人」は、ひとつの仕事をじっくり時間をかけて丁寧に……
という感じの仕事ではない気がします。
どちらかというと、パパッと手際よくすばやく作業を終わらせられる人に多いです。
それは、やっぱり「時間」を意識しているからこそ。
「この作業は2時間で終わらせよう」「30分あればできるかな」
という意識を作業前から持っています。
だから、まずはその時間を目標にタスクを終了させることに集中できる。
どうしたらその時間までにすべての業務が終了できるかを考えられる人こそ、ドラッグストア業務に向いています。
実は上手に他の人に仕事を振れる
「マルチタスクができる人」は、実はすべての業務を自分だけでこなしているわけではないと思います。
「マルチタスクができる人」の多くは、コミュニケーション能力に長けている人だと見えます。
ほかの従業員に、自分がどういう状況であるか、仕事の進捗や内容を報告、相談をまめにしているのです。
と、同時に、従業員たちの状況もよく見ていたりするので、頼める仕事があれば、助けてもらうことだってしています。
また、ひとつの仕事についての返答を待っている間に、別の仕事を終わらすことも、このタイプの人ならできてしまいます。
自分の仕事にうまく他人を巻き込むことができる人。
全部自分で抱えてしまう人は、どこかでキャパオーバーを起こしてしまうし、仕事に抜けも出てきてしまいます。
「マルチタスク」は仕事に慣れてくると少しできるようになる
と言っても、私はまだまだですが……
昔の私は、典型的なシングルタスク、ひとつのことしかできない人間でした。
そのころと比べたら、だいぶ自分で複数の業務の管理はできるようになったと思います。
もっといろんなことを同時にこなせるようになりたい人は、一度ドラッグストアで働いてみるのもいい経験かもしれません。
以前「登録販売者に向いている人」の記事も書いたことがあります。
こちらもぜひ、参考にしていただけたらいいなと思います。
たのしくお仕事できることに感謝します。
今日も元気にいってらっしゃい〜!